国会議員の素顔



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岩屋 毅 日本の安定をめざし、世界での役割を意識し国政に真っ向から立ち向かう政治家

岩屋 毅 衆議院議員


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いわや たけし
昭和32年生まれ。早稲田大学卒。昭和62年、大分県議会議員初当選(29歳)。
平成2年、衆議院議員初当選(32歳)。平成5年・平成8年の選挙では落選。平成
12年、衆議院選挙で当選し再起を果たす。平成13年、防衛庁長官政務官に就任。
平成17年、自民党大分県連会長に。同年、自民党政務調査会副会長。平成18年、
外務副大臣に就任。平成19年、自民党国会対策副委員長に就任。


――「ねじれ国会」で先の通常国会は、大変な国会運営が続きました。衆議院で可決した法案が参議院で否決され、衆議院で再び3分の2条項で可決成立するなど、この異常事態をどうご覧になりましたか?


岩屋◎ひと言で言えば、この「ねじれ国会」に対して与党も野党も十分に対応し切れなかったですね。ねじれのエネルギーをプラスに転じていく知恵をお互いが持たなければならないのですが、これだけの大掛かりのねじれを前にして与野党ともまだ成熟していないことを露呈したと思います。


 われわれも反省するとこは多々ありますが、あえて民主党に注文をつければ、政局本位の国会運営になり過ぎていることです。解散総選挙に持ち込みたいのでしょうが、いまは野党も国政の責任の一端を担っているわけですから、重要問題については真摯に話し合って一定の結論を出すべきです。それが国民に対する責任です。いまの参議院は、“良識の府”ではなく“政局の府”でしかありませんね。


 憲法が第二院たる参議院に何を求めているかを考えれば、明らかにその権能を逸脱しているのではないでしょうか。憲法で、衆議院に首班指名や予算あるいは条約締結の優位性や60日の再議決規定を設けているのは、あくまで第一院の衆議院で国政の根幹を決めるようにしているからです。参議院の使命はそのチェック機能なのですから、数の力で自分達の法案を通し、衆議院にどんどん押し付けてくるのは明らかに行き過ぎです。


――やはり「政局ありき」の感じでしたね。しかし、「後期高齢者医療制度」については、問題山積ですね。


岩屋◎確かに周知が不十分だったことはあります。また事務的にミスが出たりで、制度にも思いやりが欠けていた。その反省を込めて、先に見直し案を決めたところです。


 しかしこの問題については、10年ほど前からいまの老人保険制度では破綻してしまうというのが与野党共通の認識だったはずです。当時、自由党を率いていた小沢さんも「高齢者のための別の制度をつくるべきだ」と仰っておられたし、また医師会からも同じ声がありました。全国の国保を運営している市町村も「何とかして欲しい」と悲鳴をあげていたのです。これ以上、若い人たちの負担を増やすわけにはいかないとの議論の結果、この制度をつくったわけですね。


 一定の年齢で区切ることが適切であったかは、これからも論議を深めていく必要があると思いますが、まず現制度を少しでも手直ししてよりよいものしていくことが先決です。


――「洞爺湖サミット」後は、税制改革が大きなテーマになってきます。消費税の問題も浮上していますが……。


岩屋◎民主党は前の前の選挙では、消費税を上げることを勇気を持って言っていた。今後の社会保障制度を支えていくためには消費税をアップして財源にしていくしかないという考えでした。ただ、与野党ともその議論は避けたいという中でこれまで俎上に上がることはありませんでした。一つ一つの制度を何とか改善しようと個別に考えてきたのですね。


 しかし、いずれ消費税を上げる時期は来ると思います。この秋の国会で具体的になるかはまだわかりませんが、その前にまずムダ使いの問題についてしっかりとした処方箋を示さなければなりませんね。


 いま日本は諸物価の高騰、資源高、原材料高で経済にブレーキがかかっています。今回の洞爺湖サミットでも、世界的な原材料高、特にエネルギーや食料の高騰が議題の一つになると思います。メカニズムとして投機を防ぐのは簡単ではありませんが、何らかの明確なメッセージを発して欲しいですね。


――安倍政権の下で、外務副大臣に就任されていましたが、当時の日本外交はどうでしたか?


岩屋◎安倍外交であると同時に、麻生外交であったと思います。安倍政権は「価値観外交」を標榜しましたが、イデオロギー外交なのではとの批判がありました。そこで麻生大臣は「自由と繁栄の弧」を主張され、自由や民主主義、法の支配、基本的人権を重んじる国を日本が積極的にバックアップする外交方針を立てられました。これは日本の新しい外交の大きな柱になったと思います。


 短期的な目先の国益ではなく、日本という国があればこそアジアの国々が裕福になり、また世界の秩序がより良いものに変わったというようにならなければいけないと思います。


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外務副大臣当時、タイ王国にてスラユット・チュラノン首相(当時)と対談


――その前は防衛庁長官政務官でしたね。


岩屋◎これも外務副大臣同様望んだポジションでした。やはり国政の根幹は国防であり外交であり、そして教育や経済です。そこが上手くいけば他の問題も解決していくのですね。


――今後の政治課題として、景気回復、少子高齢化問題などが山積していますが、政治家・岩屋毅はどの辺りに重点を置いていかれますか?


岩屋◎やはり経済の問題は非常に重要だと思います。先の国会で太田弘子経済財政担当大臣が「日本経済は、もはや一流とは言えません」という非常にショッキングな演説をしました。発展しつつあるアジアや変わりつつある世界にどう向き合っていくのか、日本の特色を活かしつつ日本経済の強さを維持していく方向を模索しなければならないのです。


 それができなければ、社会保障を充実させることも難しいでしょう。そのためにも骨太の経済戦略を打ち立てて、布石を打っていくことが大切です。その分野では麻生先生がしっかりとリーダーシップを発揮できるのではと期待しています。


 そのためにも状況対応型の外交ではなく、状況を作り出していく積極的な外交展開が必要だと思います。これも麻生先生の得意とするところですね。


――党内では「為公会」に所属されていますが、麻生会長は次期総理の最右翼と目されています。


岩屋◎麻生先生はいままで3回挑戦をしてきましたが、いま大事なのは福田政権をどう盛り立てていくかです。ただし、次のリーダーを選ぶという機会があれば、これまでの国民からの支持をさらに増やして頑張りたいと思います。


――余暇として、音楽演奏を行ったり、映画鑑賞の評をブログで書かれていますね。


岩屋◎誰でもそうでしょうが、肩書きのついていない自分の時間を大切にしたと思っているのです。映画鑑賞や読書で感動することが大事なのです。それが心をリフレッシュさせることにもなります。また他の人の尊い人生を見るにつけ感動を覚え、刺激を受けます。穏やかな気持ちになったり、自分を奮い立たせたりですね……。


――愛読書は内村鑑三の『後世への最大遺物』とありますが……。


岩屋◎政治家として許される唯一の欲は、後世の人に評価してもらえる仕事をすることだと思いますが、内村先生が書かれていることは「金を儲けた人もそうでない人も、成功した人もそうでない人も、政治家になれた人もなれなかった人もいる。しかし、どんな人にでも尊く気高い生き様は残せるのだ」というものです。世の中は旨くいかないことのほうが多いけれども、一生懸命事に当たることです。それが一番大事なことですよね。


――最後に、解散総選挙についてはどう考えておられますか?


岩屋◎私は衆議院選挙を6回戦って4勝2敗なのですが、それを全部含めても最も厳しい選挙になると思っています。だからといってジタバタしても仕方がない。日頃の自分の信念や政策を懸命に訴えつづけていくしかないと思っています。


――有難うございました。


岩屋毅衆議院議員のホームページ
http://www.t-iwaya.com/




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