<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>健康情報</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/atom.xml" />
   <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4</id>
    <link rel="service.post" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4" title="健康情報" />
    <updated>2009-11-02T05:38:30Z</updated>
    
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type  3.2-ja-2</generator>
 
<entry>
    <title>新型インフルエンザウイルスの脅威と生体防御システム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/11/post_24.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=312" title="新型インフルエンザウイルスの脅威と生体防御システム" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.312</id>
    
    <published>2009-11-02T01:23:17Z</published>
    <updated>2009-11-02T05:38:30Z</updated>
    
    <summary>宮崎忠昭（北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター教授） 「流行危機」の宣言が出...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<strong>宮崎忠昭</strong>（北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター教授）


<em>「流行危機」の宣言が出された新型インフルエンザウイルスの感染流行。人類の歴史の中で繰り返し起こるインフルエンザ・パンデミック（世界的流行）だが、人間本来の持つ生体防御システムは、新型インフルエンザウイルスに対してどのような働きをみせるのか。そして、ウイルスに打ち勝つ可能性は――!?</em>




<strong>新型インフルエンザウイルスの脅威</strong>

　新型インフルエンザウイルス（豚インフルエンザウイルス）がこの秋にも猛威をふるう、という警告が厚生労働省から出されています。この５月に日本の各地でＨ１Ｎ１亜型の新型インフルエンザＡウイルスの流行が危惧され、政府および各自治体による対応がなされましたが、インフルエンザウイルスの高い感染性により夏季にもかかわらず徐々に感染者が増加してきました。


　新型インフルエンザウイルスの感染により、すでに国内でも数人の死者がでていますが、その多くは基礎疾患を持った患者さんです。現時点ではウイルスの病原性が弱く、軽症のまま回復する症例も比較的多いのですが、ヒトの間で感染を繰り返すうちに、増殖力が強くて病原性の高いウイルスが出現する可能性は十分にあり、最大の注意を払わなければいけないと思われます。


　そしてこの疾患が鳥類や哺乳類の多くの動物に共通する「人獣共通感染症」だという広い視点に立ってインフルエンザの感染拡大に冷静に対処することが大切です。また新型インフルエンザに対する対策のみならず、季節性インフルエンザにも予防、治療対策を怠るわけにはいきません。同時に鳥類や豚のインフルエンザウイルスの遺伝子変異を調べるためにウイルス調査の徹底化が必要と考えられます。豚には、鳥と人のインフルエンザウイルス両方のウイルスのレセプター（受容体）が存在します。ですから、鳥のウイルスが豚に感染してしまうと、人のウイルスも豚に感染しますので、豚の体内でこれらのウイルスの構成分子が混ざりあい、人に感染する新たなウイルスが出現する可能性があります。


　１０月に入り、新型インフルエンザウイルスの感染者数は１万９０００人を超え、入院患者数は１６００例以上となり、日本国内で２０名以上の死亡例が報告されています。このＨ１Ｎ１亜型の新型インフルエンザウイルスは、Ｈ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスと異なり、人に感染した場合、高い致死率を示すウイルスではありません。しかしながら今後、どのようなウイルスが現れるかわからないので注意すべきです。


　季節性のインフルエンザウイルスにはＨ１Ｎ１亜型（ソ連型）とＨ３Ｎ２亜型（香港型）のウイルスが報告されています。インフルエンザウイルスの宿主は人、豚、鳥、クジラ、アザラシ、馬など多くの動物ですからウイルスの撲滅は出来ません。撲滅のためには動物すべて駆逐してしまわないといけないからです。ですから、ウイルスの感染拡大の対処方法としては宿主動物のインフルエンザウイルスの監視と人への感染の予防しかありません。


<strong>どんどん変化するウイルス</strong>

　過去１００年間のインフルエンザウイルスのパンデミック（世界的な流行）を調べますと、１０年および４０年の周期で起っています。例えば、新型インフルエンザウイルスの流行が危惧されているのは２００９年で、Ｈ３Ｎ２亜型インフルエンザウイルス（香港風邪）が流行した１９６８年から４０年経っています。それ以前には１９５７年にアジア風邪、１９１８年にスペイン風邪が流行しました。


<img alt="virus.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/virus.jpg" width="300" height="316" />


　スペイン風邪は２０００万人から１億人、日本国内でも４５万人以上が死亡したとされていますが、この原因はＨ１Ｎ１亜型のウイルスだったのです。


　病原性の高いインフルエンザウイルスに感染すると２日から１週間という短期間に死んでしまうと報告されています。サイトカインストームという免疫システムの過剰反応による多臓器不全が直接の原因となると考えられています。サイトカインというのは、身体の中に出てくる免疫を制御する活性物質で、通常は身体を守る働きをするのですが、嵐のように過剰に出来すぎると肺をはじめ多くの臓器に炎症を起こしてしまうのです。


　私たちのマウスでのウイルス感染実験においてタミフルは４０－５０％程度の生存率上昇が確認されており、臨床現場で使用されています。しかしながら、副作用の問題や耐性ウイルスの出現が報告されており、新薬の開発が一刻も早く待たれているという状況です。


　今、世界中で流行しはじめている新型インフルエンザは、豚のウイルスが人に感染してインフルエンザを起こしたと考えられています。少し前に世間を騒がせたＨ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは、人に感染すると１０人のうち６～８人が死亡すると報告されています。Ｈ５Ｎ１亜型のインフルエンザウイルスは、最近、ベトナムなど東南アジアで豚に感染しているという報告があります。ですから、豚におけるこのインフルエンザウイルスを監視することが絶対に必要で、このウイルスの感染拡大についても予断は許されません。


　近年、歴史的には１０～４０年に１回の割合で、多くの死者を出すインフルエンザの大流行が認められています。現在、新型インフルエンザの患者数は、世界で１８万人を超すと報告されています。致死率が高いのは医療体制の悪い国であり、メキシコでは１．５％、コロンビアでは１．７％、アルゼンチンでは２．８％と報告されています。医療体制の整っている国とそうでない国ではインフルエンザによる被害状況の様相が異なっています。


<strong>インフルエンザウイルスに対するＮＫ細胞の働き</strong>

　人間の身体にウイルスが感染すると、まず最初に生体防御に働く細胞としてはナチュラルキラー細胞（ＮＫ細胞）が知られています。この細胞はウイルスに感染した細胞を攻撃し撲滅します。体の中のＮＫ細胞数は年齢によって変化します。生まれたときは数が少なく、加齢にともなって増加します。しかし細胞の活性(破壊能力)は逆に、加齢とともに低下していきます（１５歳前後の活性がピークです）。この活性を高めるためには「笑う」ことが効果的であることが大阪大学と日本大学の人での実験データで証明されています。


　日常の生活では、外出先から帰ったら、手洗い・うがいをして、喫煙をひかえ、飲酒は深酒せず、質の良い睡眠をとり、栄養バランスの取れた食事を摂ること、そして、普段から無理のない適度な運動をし、よく笑うことと十分な休養を取ってストレスをためないことが大切です。


　２００７年にインドネシアでＨ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザの患者が１００名を超え、その８割の方が亡くなりました。数少ない生存者の一人が来日し、その時の様子を聞くと「感染してから４０日間発熱が止まらなかった。乳酸菌が身体にいいと聞いていたので、毎日乳酸菌を摂っていたら生存できた」という体験談を語っていました。メカニズムはよく分かりませんが、乳酸菌が人間の身体が持つ免疫の力を高めたのではないかと考えています。このため、現在、我々の研究室では乳酸菌FK-23の効果を検討し、インフルエンザの予防・治療への利用の可能性を追求しております。


　インフルエンザウイルスの亜型のＨ１Ｎ１のＨというのはヘマグルチニン（ＨＡ）のタイプで、Ｎというのはタミフルのターゲットであるノイラミニターゼ（ＮＡ）のタイプを示しています。この２種類の糖タンパク質のタイプにはＨＡは１６種類、ＮＡは９種類あり、その組み合わせによってＮ１Ｈ１とかＮ３Ｎ２などと表しています。そしてインフルエンザウイルスは８本のＲＮＡ（リボ核酸＝遺伝子）を持っており、ウイルスの構造タンパクやポリメラーゼなどをコードしています。これらのアミノ酸や糖鎖の構造の違いによって増殖能力、感染性や病原性の違うウイルスとなるわけです。


　インフルエンザウイルスは、人間の身体に１個入ると１日で１００万個に増えると考えられています。また、このウイルスはＲＮＡウイルスですので、構造が変化しやすく、どのようなウイルスが出現するかはまったく予想できません。


　新型インフルエンザウイルスに感染すると非常に危険なのは、子供、妊婦さんと基礎疾患があってすでに入院している人たちです。妊婦さんは本人だけでなく胎内の赤ちゃんにも影響を与えますし、基礎疾患がある人は重篤化する恐れがあります。


<img alt="zuhyou.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/zuhyou.jpg" width="300" height="426" />


　新型インフルエンザの予防にはワクチンが欠かせませんが、この冬用のワクチン量が不足していると厚生労働省は発表しています。医療従事者や妊婦さん、基礎疾患のある方は優先的にワクチンを打つことができますが、それ以外の方は自分自身で防御することが大切です。日ごろより気をつけて、感染のリスクを避けることとインフルエンザウイルスに負けない免疫力を身に付けておきましょう。


<img alt="hokudai.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/hokudai.jpg" width="340" height="177" />
<strong>北海道大学人獣共通感染症リサーチセン
ターの外観</strong>　　　　　　　　　Photo by S. Soma

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>医学講座■免疫臓器としての消化管における腸内細菌の関わり （３）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/08/post_23.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=299" title="医学講座■免疫臓器としての消化管における腸内細菌の関わり （３）" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.299</id>
    
    <published>2009-07-31T20:23:08Z</published>
    <updated>2009-07-31T22:17:23Z</updated>
    
    <summary>腸管内の&quot;炎症の嵐&quot;といわれる炎症性腸疾患（ＩＢＤ）の病態と腸内細菌 大阪大学大...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<em><strong>腸管内の"炎症の嵐"といわれる炎症性腸疾患（ＩＢＤ）の病態と腸内細菌</strong></em>

大阪大学大学院医学系研究科 
生体機能補完医学講座教授（医学博士）　
伊藤壽記


<em>炎症性腸疾患の病態として代表的な潰瘍性大腸炎（ＵＣ）とクローン病（ＣＤ）とは、どんな病気でどんな治療法があるのか。そして腸内細菌はどのような役割を果たすのか。</em>


<strong>炎症反応と制御反応のトラブル</strong>

　これまで２回にわたって、消化管が免疫臓器として重要な働きをしていることを述べてきました。


　その中で、消化管（腸管）は免疫系が本来有する生体内で有害なものを排除する生体防禦機能の他に、生体にとって必要な栄養素などを積極的に取り込む経口免疫寛容（トレランス）という、他の免疫系にはない特有な機能を持っていることをお話しました。


　さらに、腸管における免疫系はその中で共生している腸内細菌と密に連携して、腸内環境に良い意味でも悪い意味でも影響を与えているのです。良い意味では、健康の維持に重要な働きをしており、悪い意味では、老化、薬物（抗生物質、抗ガン剤など）、疾病、食物やストレスなどの種々の要因で腸内細菌叢（腸内フローラ）のバランスを、いわゆる“悪玉菌”に傾かせ、種々の病態を引き起こすということもお話しました。


　さて、われわれの腸管粘膜は、本来異物である、食事に含まれる各種の抗原や共生している腸内細菌に常にさらされています。しかし、これら抗原に対する過剰な免疫反応を制御する抑制系の免疫反応が働いていて、通常、腸管内は“負の免疫応答”の状態で維持されています。それは、炎症反応が車で言うところの“アクセル”であり、これを抑え込もうとする制御反応が“ブレーキ”に相当します。


　従って、われわれの腸内環境は通常、大きな事故を起こさぬよう、ゆるい下り坂を軽くブレーキをかけた状態で車を運転している状態と考えていただいたらよいと思います。


<img alt="manga.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/manga.jpg" width="400" height="215" />


　ところが、ある種の病態では、下り坂を“アクセル”を踏みっぱなしで“ブレーキ”が効かなくなった状態になります。これはまさに、腸管内で“炎症の嵐”が吹き荒れている状態で、炎症性腸疾患（ＩＢＤ：Inflammatory Bowel Disease）という特殊な病態です。この代表的な疾患として、潰瘍性大腸炎（ＵＣ）、クローン病（ＣＤ）があります。


<strong>年々増加するＵＣとＣＤの疾患</strong>

　ＩＢＤの病態のメカニズムについては、十分には分かっていませんが、遺伝的素因を背景にして、腸管での免疫異常が引き起こされ、腸管内の抗原などの環境要因に対して、過剰な免疫反応（炎症）が生じると考えられています。最近では、腸管における粘膜免疫、特に自然免疫の機序が解明されつつある中で、ＩＢＤの病態が食事に含まれている抗原に対してではなく、腸内細菌に対する異常な免疫（炎症）反応であろうとする考えが一般的です。


　マウスの実験による腸炎モデルにおいて、無菌状態で飼育すると腸炎は発症しないことや、ＩＢＤ患者の炎症部の粘膜より分離した単核球が同一患者の腸内細菌に反応して増殖応答を示すことより、ＩＢＤの炎症には腸内細菌の関与が強く示唆されています。さらに、ＩＢＤ患者の腸内フローラの解析では、悪玉菌が増え、善玉菌が減少していることが報告されています。


　ＵＣおよびＣＤの両疾患は、原因不明の特定疾患として我が国では難病の指定を受けています。患者数はＵＣが９.５万人、ＣＤが２.５万人とそんなに多くはありませんが、近年、生活習慣、特に食の欧米化に伴って増加しています。また、２０歳前後の若年者に発症のピークがあり、症状が良くなってもまた悪くなったりと、緩解・増悪を繰り返し、大変厄介な病気です。その結果、仕事や日常生活が制限され、生活の質（ＱＯＬ）が著しく低下します。


<strong>ＵＣの病変と治療方法</strong>

　ＵＣの病変は大腸のみに限られますが、病変進展部位により３つに分類されます（図１）。直腸に限局する直腸炎型（１６.８％）、左側大腸炎型（４１.４％）、全大腸炎型（３３.５％）です。病期別には、活動期と緩解期に分け、症状の重さから軽症、中等症、重症、激症に分類されます。自覚症状としては、（粘）血便、下痢（血性下痢）がほとんどの例でみられます。炎症は腸粘膜だけに限られており、病変は連続性です。


<img alt="zu1.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/zu1.jpg" width="500" height="206" />


　治療については、厚労省研究班から治療指針が出されており、急性炎症を寛解（完治ではないが、臨床的に問題ない程度）へと導入する方法と、その状態を維持する方法とに分かれます。寛解導入には５－アミノサリチル酸製剤が第一選択であるが、無効例には副腎皮質ホルモンであるステロイドや免疫抑制剤が使われます。なお、ステロイドは副作用などのため寛解維持には使うべきでないと考えられています。


　また、上記の方法がすべて無効な場合に、我が国では白血球成分除去療法が保険で認められています。これは、ちょうど血液透析と同じように体外に血液を誘導して、白血球（顆粒球）を除去した後に体内に戻す方法です。


　劇症型、穿孔（腸に穴が開く）、コントロールできない大出血、中毒性巨大結腸症（重症例で、異常増殖した腸内細菌による敗血症や穿孔が起こる）や癌化した場合には手術が行われます。手術は結腸全摘が原則で、基本的には炎症が起こる結腸を除くことにより、完全寛解します。しかし、術後しばらくは排便回数が多いため、小腸（回腸）を折り重ねて“袋”（パウチ）をつくり、排便回数を減らそうとします。ところで、術後このパウチに炎症（パウチ膿炎）が起きることがあります。その原因は分かっていませんが、多くの場合、内科的治療でよくなります。


<strong>ＣＤの病変と治療方法</strong>

　ＣＤの病変は、口からお尻（肛門）までのすべての消化管に起こり得ます。病変進展部位により３つに分類されます（図２）。小腸型（３３％）、小腸大腸型（４５％）、大腸型（２０％）です。ＣＤは別名、限局性回腸炎と言われるように、小腸末端から２５～３０cmの回腸部に多く発症し、活動性（高度、中等度、軽度）と非活動性に分かれます。


<img alt="zu2.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/zu2.jpg" width="500" height="229" />


　炎症はＵＣと異なり、腸壁全層に及び、場合によってはその隣接する臓器・組織にも波及してトンネル（瘻孔）を形成して、その先端部で菌が増殖して膿瘍（うみのかたまり）をつくります（図３）。さらに、病変は非連続性で所々にスキップします。自覚症状は腹痛、下痢、体重減少、発熱、全身倦怠感、肛門部病変が主症状です。最近では肛門の衛生管理がすすみ、肛門周囲膿瘍や痔瘻などを経験することが減っていますが、若い人で治りにくい痔瘻があれば、まずＣＤを疑います。


<img alt="zu3.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/zu3.jpg" width="350" height="347" />


　治療についてはＵＣ同様、厚労省研究班から治療指針が出されています。ＵＣでは最終的に全結腸を切除すれば完全寛解しますが、ＣＤには根治的療法はなく、ＱＯＬをいかに高めるかということになります。


　これまで我が国では栄養療法が、そして欧米では薬物療法が中心に行なわれてきました。栄養療法については経口摂取をストップして中心静脈栄養を行い、その後経腸栄養に切り替えて維持療法とします。


　また、薬物療法としては５－アミノサリチル酸製剤が第一選択ですが、無効例にはステロイドや免疫抑制製剤が使われます。しかし今世紀に入り、炎症を増悪させる液性因子（サイトカイン）ならびにそのレセプターを分子標的とした抗体が登場して、寛解導入率が改善し様相が一変しました。しかし、投与後に起こるアレルギー反応や、結核や日和見感染などに対する配慮が必要でＩＢＤ専門医による治療が必要となります。


　一方、外科治療については、炎症の繰り返しによって生じた高度の腸管狭窄、瘻孔形成（内瘻、外瘻）、出血、ガン化などが適応となりますが、ガンの場合以外、原則はたとえ病変が残っても腸切除を最小限にすることです。手術は根本的な治療ではなく、再手術、再々手術となる場合があります。その都度、腸管が短縮して、ついには短腸症候群となり、口からの栄養で生命を維持できなくなるからです。


　このように、ＵＣならびにＣＤに対する治療について、寛解導入のための戦略はいろいろな方法がありますが、今後の課題としてはいかにして再燃を防ぐか、すなわち寛解維持に関する治療法の確立ということになりましょう。


　今までブラックボックスの中にあって、ほとんど分かっていなかった腸管粘膜の免疫機構が徐々に解明されている状況で、特に病態の根幹とも思われる腸内細菌との関わりを追求することにより、今後はその制御法の開発が期待されるところです。




<img alt="伊藤教授web.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%95%99%E6%8E%88web.jpg" width="200" height="199" />

<strong>いとう としのり</strong>
昭和５２年大阪大学医学部医学科卒業。同６０年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部外科留学、同６１年テキサス大学ヒューストン校医学部外科（臓器移植・移植免疫）留学。平成２年大阪大学医学部外科学第一講座助手、同５年米国ウィスコンシン大学（臨床膵臓移植）Visiting Fellow、同８年大阪大学医学部外科第一講座講師、同９年大阪大学医学部外科第一講座助教授、同１７年１月より大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座教授。主に、膵臓・膵島移植、膵疾患（特に膵ガン）に対する外科治療、炎症性腸疾患、補完代替医療に関する研究を行っている。

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>医学講座■免疫臓器としての消化管における腸内細菌の関わり （２）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/06/post_22.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=289" title="医学講座■免疫臓器としての消化管における腸内細菌の関わり （２）" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.289</id>
    
    <published>2009-05-31T15:38:20Z</published>
    <updated>2009-07-31T06:22:09Z</updated>
    
    <summary>腸内環境を保つ乳酸菌の新たな役割 大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<em><strong>腸内環境を保つ乳酸菌の新たな役割</strong></em>

大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座教授（医学博士）　
伊藤壽記

　　　　　　　　            
<em>「免疫」という重要な役割を果たす腸内細菌。善玉菌の代表・乳酸菌は、コレステロールの低下やピロリ菌の減少、歯周病・虫歯の予防、アレルギーの改善、発ガンの抑制など多くの働きがある。</em>


<strong>５００種類、１００兆個の腸内細菌</strong>

　前回（５月号）、生体における最大の免疫系である消化管が、病原体などの有害なものを“正の免疫応答”で排除し、栄養素などの有益なものは“負の免疫応答（経口免疫寛容）”で積極的に取り込むという重要な働きをしていることをお話しました。


　今回はこうした免疫機構を維持するために、また免疫機構が破綻したことによる各種病態に、腸管内に生息する腸内細菌が深く関わっていることについてお話したいと思います。


　まず、腸内細菌についてご説明します。我々の体内に生息する腸内細菌は500種類、100兆個も存在し、重さにして実に1.0～1.5 kgに及ぶとされています。腸内細菌は体にとって、健康の維持に働く有用な菌（いわゆる“善球菌”）と有害な菌（“悪玉菌”）とから構成されており、通常、両者が一定の程よいバランスで生息し、細菌叢（腸内フローラ）を形成しています。そして、このバランスは老化、薬物（抗生物質、抗ガン剤など）、疾病、食物やストレスなどの種々の要因で変化し、“悪玉菌”の方に傾けて、健康を害することになります。


　“善球菌”には乳酸桿菌、乳酸球菌やビフィズス菌などの乳酸菌が代表的ですが、“悪玉菌”にはウェルシュ菌、大腸菌、ブドウ球菌、緑膿菌などが挙げられます（図１）。


<img alt="zu1.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/zu1.jpg" width="420" height="312" />




　また、腸内細菌は消化管の中で、生息する部位によって、数や種類が異なります。小腸の胃に近い所（空腸）では腸内容1 g当たり10<sup>4</sup>個、小腸の大腸に近い所（回腸）では、10<sup>7</sup>個、大腸では10<sup>12</sup>個とお尻に近づくにつれ、数は増加し、またその性質も酸素を嫌う嫌気性菌が増えてきます（図2）。


<img alt="zu2.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/zu2.jpg" width="400" height="357" />




　前回お話したように、われわれ生体にとって異物であるはずの腸内細菌は、免疫系によって排除されることなく腸内という特殊な環境の中で生息、いやもっと正確に言うならば“共生”しているのです。これも免疫寛容という現象であり、ここにギブ・アンド・テイクの契約が成立しています。そして、我々の体の中で、こうした契約を結べる場所は腸管以外にはありません。


<strong>“善玉菌”と“悪玉菌”</strong>

　それでは、われわれの生体は腸内細菌に対して、何を与えて（ギブ）、その見返りに何をもらう（テイク）のでしょうか？


　腸内細菌も生き物ですから、当然エサが必要です。通常は食物の未消化の成分、すなわち残りかす（残飯）です。しかしながら、残りかすとはいえ、“善玉菌”と“悪玉菌”で好みが違います。一般に、前者は植物由来のものを、後者は動物由来のものをエサとしています。


　食物繊維（ファイバー）を好む“善球菌”である乳酸菌は、乳酸、酢酸や酪酸などの有機酸を生成し、腸内のpHを低下させて酸性にすることにより、腸管の動き（蠕動）を活発にして便通を促します。さらに、こうした酸性の腸内環境はアンモニア、インドールなどを産生する“悪玉菌”の繁殖を抑制して、腸内フローラのバランスを保っています。


　これまでの研究で小腸の乳酸桿菌や乳酸球菌FK-23にはインターフェロンを増やして免疫力を高める働きがあることが分かりました。一方、ストレスや体力の衰えた時には“悪玉菌”が優勢になり、免疫力が低下します。また、脂肪や肉（動物性タンパク質）が主体の欧米型の食事を好んで摂っていると、大腸ガンが出現しやすいと言われています。


　すなわち、脂肪をたくさん摂取すると、消化のために必要な胆汁酸が多く分泌され、胆汁酸をエサとする“悪玉菌”が盛んに増殖します。この“悪玉菌”の作用によって、胆汁酸から発ガン物質ができることが分かっています。


　また、動物性タンパク質を多く摂取すると、消化吸収しきれずに残ったタンパク質をエサにする“悪玉菌”が増えます。動物性タンパク質を構成するトリプトファンというアミノ酸からは、“悪玉菌”の作用で発ガン性物質のインドールが産生されます。


　内臓脂肪型の肥満を伴うメタボリックシンドロームは高血圧や糖尿病などの予備軍として、最近注目されていますが、同じような話として、メタボの方はそうでない方に比べて、明らかに大腸ガンにかかる率が高いことも判っています。おそらく、乳ガンや前立腺ガンも同様に欧米型のライフスタイルが関係すると考えられています。


　以上のように、ガンが生活習慣病といわれる所以であり、腸内フローラのバランスが崩れることにより、免疫力が低下して発ガンに対するリスクが増えることになるのです。さらに、老化、すなわち高齢になれば“悪玉菌”が増えることが知られています（図３）ので、発ガンのリスクは年とともに増大することになります。




<img alt="zu3.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/zu3.jpg" width="380" height="398" />




<strong>乳酸菌が持つさまざまな働き</strong>

　乳酸菌がもつ免疫賦活（活性化）効果は、発ガン防止のみならず“悪玉菌”がしばしばもたらす感染防御にも有利に働くと考えられます。


　乳酸菌に代表される“善玉菌”には、通常知られている、便秘や下痢を改善させる整腸作用の他に、これからお話するいくつかの新たな働きがあり、最近注目されています（図４）。




<img alt="zu4.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/zu4.jpg" width="440" height="218" />




　最初に、コレステロール低下作用があります。海外でのデータでは毎日発酵乳240mlを飲むと、1週間で血中コレステロール値が5～15％減少したが、止めると元に戻ったという報告があり、乳酸菌にコレステロール値を下げる働きがあることが分かりました。乳酸菌の中には消化液である胆汁に含まれている胆汁酸を吸着して便と一緒に排泄する作用があります。胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られるので、減った胆汁酸を補うべく、コレステロールが消費されることになります。


　次は、胃・十二指腸潰瘍や胃ガンの原因となるヘリコバクターピロリ菌を減少させる作用です。ＬＧ21という乳酸菌を含んだヨーグルトを１日２回、90gを食間に８週間飲用すると、ピロリ菌保有者で、87％の人に改善効果を認め、31名中３名は除菌が可能であったと報告されています。同乳酸菌は胃酸に強い菌株で、かつ胃粘膜に強く粘着する性質を持っているようです。


　一般に、ピロリ菌の除菌には三剤併用療法（胃酸分泌阻害薬と２種類の抗生物質）が行われていますが、除菌率は70％ですが、ＬＧ21を併用すれば、80％になると言われています。この場合、さらに、除菌法に伴う吐き気や上腹部痛、食欲不振などの副作用の軽減にも有効であると報告されています。


　歯周病や虫歯に対する予防効果もあります。ＬＳ１という乳酸菌はジンジバリス菌などの歯周病菌に対して、殺菌効果を示します。しかし、乳酸を出しすぎて、口の中が酸性になって虫歯を助長しないかという心配がありますが、ＬＳ１はある程度乳酸をつくると自分が作った乳酸で死んでしまいます。最近、清掃剤（歯垢除去成分）に生きた乳酸菌（ラクトミン）を使用した薬用歯みがきが発売されています。また、歯周病と生活習慣病との関連が注目されています。歯周病対策を含むオーラルケアーの重要性が叫ばれています。


　血圧降下作用については、乳酸菌が乳製品中のたんぱく質を分解してできる「ラクトペプチド」という物質に血管の収縮を促進する酵素の働きを抑え、血圧を下げる効果のあることが分かりました。


　さらに、アトピー性皮膚炎、喘息や食物アレルギーなどのアレルギー疾患の早期予防と症状改善効果について、報告されています。アレルギー疾患の中でもアトピー性皮膚炎は近年とみに増えている疾患です。


　１９８５年米国でヒトの腸内からＬＧＧという新しい乳酸菌が発見されました。この乳酸菌は酸に強く、生きたまま小腸まで到達して、小腸にある免疫細胞に働きかけることが知られています。そこで、フィンランドのグループがアトピー症状のある妊産婦１５９人に予定日の2週間前から出産後6カ月間、ＬＧＧとそのプラセボ（外見上見分けの付かない偽のカプセル）を投与したところ、ＬＧＧを服用した母親から生まれた子供のアトピー発症率は23％（64人中15人）と、プラセボ投与された場合の46％（68人中31人）に比較して明らかに改善したという結果が出たのです。


　したがって、この結果は乳酸菌がアレルギーを軽減できたことを示すとともに、母親が妊娠中にどのような食生活を送るかで、子供のアレルギー体質を軽減できる可能性を示した結果と考えられます。日本でもＬＧＧやＢラクティスＢｂ-12を用いて、同様の結果が報告されています。


　最後に、赤ん坊の腸内細菌について補足したいと思います。母親の胎内では、胎児の腸内は無菌状態です。産道を通過する際に、まず母親の腸内にいた細菌の洗礼を受け、皮膚をはじめ、腸管、気道に住みつきます。当初は“悪玉菌”が多いのですが、母乳やミルクを飲み始めるとビフィズス菌が優勢を占めます。その後、離乳を境に腸内細菌の数も種類も増えることになります（図2）。


　赤ん坊は母親の腸内細菌を持ち込むことになりますので、例えば、母親がアトピーで免疫バランスが悪い腸内環境にあれば、その赤ん坊もまたアトピーを発症する可能性をもって生まれてくることになります。子供の免疫異常に関連する要因が、生まれてからの食生活だけでなく、生まれる前の母親の腸内環境にもあるということは興味深いことです。
　　　　　　　×
　次回は、腸管での免疫寛容が破綻した特殊な病態である炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎、クローン病）についてお話したいと思います。


<img alt="伊藤教授web.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%95%99%E6%8E%88web.jpg" width="200" height="199" />

いとう としのり
昭和５２年大阪大学医学部医学科卒業。同６０年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部外科留学、同６１年テキサス大学ヒューストン校医学部外科（臓器移植・移植免疫）留学。平成２年大阪大学医学部外科学第一講座助手、同５年米国ウィスコンシン大学（臨床膵臓移植）Visiting Fellow、同８年大阪大学医学部外科第一講座講師、同９年大阪大学医学部外科第一講座助教授、同１７年１月より大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座教授。主に、膵臓・膵島移植、膵疾患（特に膵ガン）に対する外科治療、炎症性腸疾患、補完代替医療に関する研究を行っている。

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>医学講座■免疫臓器としての消化管における腸内細菌の関わり（１）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/04/post_21.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=280" title="医学講座■免疫臓器としての消化管における腸内細菌の関わり（１）" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.280</id>
    
    <published>2009-04-01T02:02:36Z</published>
    <updated>2009-08-06T06:27:50Z</updated>
    
    <summary>大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座　教授　 伊藤壽記（医学博士） ...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座　教授　
<strong>伊藤壽記</strong>（医学博士）
Ｔｏｓｈｉｎｏｒｉ　Itoh


<em>免疫というのは、人間にとって極めて重要な働きです。その免疫の役割を果たしている臓器の消化管はどういう働きをしているのでしょうか。腸内細菌との関連性を伊藤教授に説明していただきました。</em>




<strong>消化管の免疫という役割</strong>

　皆さんは消化管の働きといえば、食べ物を消化して我々の体のエネルギー源となるものを吸収するということを、まず思い浮かべると思いますが、免疫という我々の体にとって、なくてはならない働きをしていることを案外知らないのではないでしょうか。


　この消化管の中に存在する腸内細菌が、我々の体と相互にキブ・アンド・テイクのよい関係を築きながら、免疫機能にとって重要な役割を担っています。そこで、まずは消化管の免疫と腸内細菌との関わりについて、何回かに分けてお話しようと思います。


　そもそも我々の生体にとって、免疫系は非自己である異物を認識して、それを排除する生体防御機構であり、生体の恒常性（ホメオスターシス）の維持に貢献しています。


　生体への病原体などの異物の侵入経路には大きく分けて３つあります（図１）。まずは皮膚から直接接触により、次に空気とともに気道から、そして最後に食物と共に口から消化管を介して侵入します。そして、それぞれの進入経路には、病原体が簡単に進入しないように、二重三重のバリアー機構が存在しています。その主役である免疫機構は複雑ではありますが、巧みに連携し機能しながら、生物学的にヒトという種の保存に貢献してきたと言っても決して過言ではありません。


<img alt="にちにち医学講座図１.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%A1%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E5%9B%B3%EF%BC%91.jpg" width="326" height="232" />


　さらに、我々生体の免疫系は外界からの病原体の進入のみならず、生体内で変性し死亡した細胞を処理したり、また自己細胞から変異した細胞、例えば、ガン細胞に対しても常に監視の目を光らせ、その都度、悪い芽を摘むことによって、生体内でのガン化を未然に防いでいるのです（しかしながら、ガン細胞もなかなかの曲者であり、免疫系の網の目を巧みにすり抜けて発ガンを成立させてしまいます）。


　話を戻しますと、消化管は驚くことに、生体における最大の免疫系です。消化管は無数の食事由来の抗原や腸内細菌に常に曝されており、生体にとって有害なものは免疫機構で排除（正の応答）しますが、有益なもの（栄養素など）は免疫応答を起こすことなく積極的に取り込む機序（負の応答）が存在します。


　前者は免疫が本来有する機構ですが、後者は経口免疫寛容（トレランス）といわれ、他の免疫系には存在しない消化管特有の免疫機構です。そして、この機構が破綻した場合には、アレルギーや自己免疫疾患などの様々な病態が起こることになるのです。


<strong>病原体センサーＴＬＲ</strong>

　さて、我々の生体の免疫系には自然免疫系と獲得免疫系という２つの機構が存在します（図２）。まず、自然免疫についてお話したいと思います。これは病原体侵入に対する第一線の防御として働きます。


<img alt="にちにち医学講座図２.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%A1%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E5%9B%B3%EF%BC%92.jpg" width="306" height="202" />


　消化管は口から肛門までの約９ｍの1本の管であり、体の内部にあっても、実は外界と直接接している、いわば“内なる外”という存在であります。従って、消化管には様々な細菌やウイルスなどの病原体が侵入してきますが、その表面を被っている粘膜は柔毛構造をとっています（図３）。


<img alt="にちにち医学講座図３.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%A1%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E5%9B%B3%EF%BC%93.jpg" width="432" height="293" />


　これを平らにして広げてみますと、実にテニスコートの１．５倍（約２６０ｍ２）、皮膚面積の２００倍になると言われています。消化管粘膜にはその表面を被っている粘液が存在し、その中にはディフェンシンなどの抗菌ペプチド、ラクトフェリン、リゾチーム、インターフェロン、補体などの可溶性蛋白質が含まれており、これらが病原体の膜構造を破壊したり、代謝を阻害したりして、抗菌作用を発揮します。


　さらに、病原体が粘膜内に侵入しますと、続いて樹状細胞、マクロファージ、NK細胞などがこれらを攻撃します。これまでに自然免疫における、病原体などの認識機構については、まったくのブラックボックスでした。しかし１９９０年後半に病原体センサーであるＴＬＲ（Toll-Like Receptor）という受容体（レセプター）の発見により、その認識機構が明らかとなってきました。


　現在、ヒトでは１０種類のＴＬＲが存在することが知られています。ＴＬＲは、病原体上に存在する標識となる構造物（リガンド）に応じて、腸管上皮細胞の膜表面にあったり、腸管上皮の内腔とは反対側の基底膜にあったりします。細菌の鞭毛の蛋白（フラジェリン）を認識するＴＬＲ５は腸管上皮の基底膜に発現しており、細菌が粘膜内に侵入して初めて認識されるわけです。ＴＬＲからのシグナルは、細胞内の伝達経路を通って炎症反応を惹起して細菌をやっつけます。


<strong>免疫の司令塔・樹状細胞</strong>

　次に、獲得免疫について、ご説明します。自然免疫は病原体の侵入に対する第一線の防御として働くことはすでに述べました。自然免疫には残念ながら記憶のメカニズムはなく、同じ病原体に攻撃された時に、すぐさま効率的に免疫応答を発動するためには、獲得免疫に委ねる必要があります。


　そこで、司令塔としてその橋渡しをする細胞が樹状細胞です（図２）。樹状細胞は病原体の標識となる抗原を、ヘルパーＴ細胞という獲得免疫の主役であるリンパ球に提示しますが、Ｔ細胞にはそれを受け取る受容体（レセプター）があり、正確に情報（シグナル）が伝達されることになります。


　樹状細胞によって活性化されたヘルパーＴ細胞はエフェクターＴ細胞へと分化して、一つにはＢ細胞を活性化して抗体というミサイルを産生する形質細胞へと、また一つには直接攻撃するキラーＴ細胞を作り出します。このようにある特定の抗原に対する抗体やキラーＴ細胞を作り出す元になる記憶細胞（メモリーＴ細胞）として、いざというときに備えて残留することになります。


　さて、今回は消化管の免疫機構についてお話しました。次回はその中で腸内細菌がどのような役割をしているのか、また色々な病気とどうかかわっているのかについてお話したいと思います。


<img alt="伊藤教授web.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%95%99%E6%8E%88web.jpg" width="200" height="199" />
<strong>いとう としのり</strong>
昭和５２年大阪大学医学部医学科卒業。
同６０年米国カリフォルニア大学ロサンゼ
ルス校医学部外科留学、同６１年テキサ
ス大学ヒューストン校医学部外科（臓器
移植・移植免疫）留学。平成２年大阪大
学医学部外科学第一講座助手、同５年
米国ウィスコンシン大学（臨床膵臓移植）
Visiting Fellow、同８年大阪大学医学部
外科第一講座講師、同９年大阪大学医
学部外科第一講座助教授、同１７年１月
より大阪大学大学院医学系研究科生体
機能補完医学講座教授。主に、膵臓・膵
島移植、膵疾患（特に膵ガン）に対する外
科治療、炎症性腸疾患、補完代替医療に
関する研究を行っている。
]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>■医学講座　インフルエンザパンデミックのリスクとその対策</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/03/post_20.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=275" title="■医学講座　インフルエンザパンデミックのリスクとその対策" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.275</id>
    
    <published>2009-03-01T07:39:33Z</published>
    <updated>2009-03-02T04:46:33Z</updated>
    
    <summary>宮崎　忠昭　Tadaaki　Miyazaki 北海道大学人獣共通感染症リサーチセ...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<strong>宮崎　忠昭</strong>　Tadaaki　Miyazaki
北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターバイオリソース部門教授

<strong>岩井　淳　</strong>Atsushi　Iwai
北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターバイオリソース部門講師


<em>感染すると極めて症状が重篤化する高病原性鳥インフルエンザウイルス。ヒトでの世界的流行が心配されているが……。</em>



<strong>人獣共通感染症の原因ウイルス</strong>

　インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされる感染症で、高熱や筋肉痛を伴う症状が認められます。毎年、インフルエンザの流行時には、学校の閉鎖措置がとられたり、病院内の集団感染により死者が出ることもあります。


　インフルエンザウイルスには、Ａ型とＢ型、そしてＣ型の３つの型があります。このうち、ヒトと動物（特にトリとブタ）に広く感染するのはＡ型のみで、記録に残っている世界的な流行（パンデミック）は、すべてこのＡ型インフルエンザウイルスが原因となっています。


　自然界では、インフルエンザウイルスはカモやハクチョウなどの水鳥に感染し生息して受け継がれています。水鳥に感染したインフルエンザウイルスは、主に腸管で増殖してその糞中に排泄されます。インフルエンザウイルスは長期にわたる感染を起こさないため、１羽の水鳥に感染したウイルスは通常１週間前後で体内から排除されます。


　ところが、水鳥は湖などに生息していますので、糞中に排泄されたウイルスは湖水を介して他の水鳥に感染します。こうして、次々と他の水鳥に感染し増殖を繰り返してインフルエンザウイルスは受け継がれていきます。これが、インフルエンザウイルスを自然界から撲滅できない理由であると考えられています。


　インフルエンザウイルスの表面には、ヘマグルチニン（ＨＡ）とノイラミニダーゼ（ＮＡ）と呼ばれる２種類の糖タンパク質がウイルスの表面に存在しています。私たちの身体を病原体から守っている抗体は、主にこの２種類のタンパク質を認識してウイルスに結合することにより、その感染・増殖を抑制します。この２種類の糖タンパク質の形状は、抗体の認識と反応性の違いから大きく分類することが出来ます。


<img alt="インフルエンザウイルス.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9.jpg" width="340" height="244" />


　現在のところ、ＨＡは１６種類、ＮＡは９種類のタイプが存在することが知られており、これらの組み合わせでＨＡのタイプをＨ、ＮＡのタイプをＮとして、Ｈ１Ｎ１とかＨ５Ｎ１というように亜型を表記しています。


インフルエンザウイルスは、８本のＲＮＡ（リボ核酸）をゲノム（子孫に伝える遺伝情報を持つ核酸）として有しています。動物に感染するウイルスでこのように複数に分かれたゲノムを持つウイルスはどちらかと言えば少数派なのですが、インフルエンザウイルスの場合はこれが病原性に関連する重要な特徴となっています。


　毎年冬に流行している季節性インフルエンザの原因ウイルスとしてヒトの間で伝播されているものはＨ１Ｎ１とＨ３Ｎ２亜型のウイルスです。これらのインフルエンザウイルスに対しては、多くの人がすでに感染していたりワクチン接種済みであることによって、身体にこれらのウイルスに対する抗体が存在しています。従って、ウイルス側の変異があったとしても、以前感染した時に作られた抗体がウイルスに反応することができますから、免疫系が未発達である子どもや、衰えているお年寄りの方を除けば重篤化しにくいと考えられます。


　しかし、今までヒトに感染していなかった亜型のインフルエンザウイルスが体内に入り込んでくると、以前インフルエンザを患った方でもそのウイルスに反応する抗体が体内にまったくないために、ウイルスは容易に増殖し、重篤な病状に陥りやすくなります。

　
<strong>パンデミックの周期</strong>


　インフルエンザウイルスによる世界的流行（パンデミック）は、これまで記録に残っている範囲では数十年程度の周期で発生しています。これはヒトに感染していなかった亜型のウイルスが、突如ヒトに感染することで引き起こされたものです。


　これまでに発生したパンデミックの引き金となったのは、水鳥に存在していたインフルエンザウイルスが突然ヒトに感染するようになってきたことによると考えられています。もちろん、インフルエンザウイルスにとって種の壁というものは大きいため、容易に水鳥からヒトに感染することはありません。


　北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターのセンター長である喜田宏教授らの長年の研究結果により、水鳥からヒトへの感染の媒介をする動物は、ブタであると考えられています。ブタはヒトと同じ哺乳動物でありながら、ヒトとトリそれぞれで流行しているインフルエンザウイルスのどちらにも感染します。水鳥に存在したウイルスが、まずニワトリなどの家禽に感染し、さらにブタを経由してヒトに感染するようになったと考えられます。


<img alt="北大センター外観.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E5%8C%97%E5%A4%A7%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%A4%96%E8%A6%B3.jpg" width="300" height="166" />
<strong>北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター外観</strong>
Photo by S. Soma


　ヒトに感染していなかった亜型のインフルエンザウイルスのヒトへの感染は、俗に「香港風邪」と呼ばれた１９６８年に発生したＨ３Ｎ２亜型のウイルス感染によるインフルエンザの流行以降、起こっていません。


　このため、パンデミックの周期を考えますと、そろそろ発生してもおかしくはない時期と考えられます。その上、近年、日本や東南アジアをはじめ多くの国で、家禽にＨ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが感染し、大きな被害をもたらしています。また、数としては決して多くはありませんが、ヒトにも感染し、感染者の６０％が死亡するという極めて高い死亡率を示しています。


　これらの現状から、Ｈ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が拡大し、多くの犠牲者を出すことになるのではないかと警戒されており、多くの国ではその対策を立てる必要に迫られています。


　多くのインフルエンザウイルスは鳥類に感染しても、主に腸管で増殖するだけですが、Ｈ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは全身の臓器に感染し、増殖することが出来るのです。このことが感染したニワトリに高い病原性を示す一因となっているようです。そしてこのウイルスは、ヒトやマウスなどの哺乳動物でも全身のあらゆる臓器で増殖することが出来ると考えられています。従って万が一感染した場合、主に肺や気道などの呼吸器官のみで増殖する季節性インフルエンザウイルスが感染した場合より症状が重篤化しやすいのです。


　ただ、Ｈ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスはヒトの鼻や喉の粘膜では感染できず、肺の奥まで入り込まなければ増殖できないと考えられています。ですから、咳やくしゃみなどによる空気感染でのヒトからヒトへの感染拡大は起きていません。


　もちろん、このウイルスの感染によって死んだ野鳥を素手で触らないようにするとか、高病原性鳥インフルエンザが発生している地域では、鳥にむやみに近寄らないようにするなどの注意は必要ですが、過剰に警戒する必要は今のところありません。


<strong>ヒトに対して高い病原性を持った
ウイルスの出現とその対策</strong>


　インフルエンザと考えられる感染症と人類との戦いは紀元前までさかのぼると言われています。


　なぜこのように長い期間にわたってインフルエンザウイルスが存続し得たのかというと、このウイルスは通常カモやハクチョウなどの水鳥に感染しても、まったく病気を起こさないからです。自然界では、基本的に感染した動物に病気を引き起こすようなウイルスはその子孫を残していくことが出来にくいと考えられます。人間はインフルエンザを患って歩くことができないような高熱を出したとしても、安静にして回復を待つことができますが、弱肉強食の自然界に生きる水鳥にとって、そのような状況は生命の危機と言っても過言ではありません。


　そしてウイルスに感染した個体が衰弱し、死んでしまえば、そのウイルスの子孫を他の個体に感染伝播する可能性が低くなります。ですから、水鳥の間で病気を引き起こさないようなウイルスのみが受け継がれていると考えられます。


　ところが、養鶏場で飼育されているニワトリなどを宿主とした場合では、状況がかなり異なってきます。水鳥が保有するインフルエンザウイルスはニワトリに対する感染力は低く、まず、アヒルやウズラなどを介してニワトリに感染します。ニワトリの間で感染が繰り返される間に、突然変異によって高病原性鳥インフルエンザウイルスが出現したと考えられています。


これは実験的にも証明されていまして、マウスやニワトリなどの実験動物にインフルエンザウイルスを感染させて、増殖したウイルスを次の個体へ感染させることを繰り返していくと、突然変異により高い病原性を持ったウイルスが出現します。


　ですから、現在流行中のＨ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスに限らず、ニワトリの間でインフルエンザウイルスが感染し蔓延した場合、それを放置する事は極めて危険な行為です。


　高病原性鳥インフルエンザが流行した原因としては、ニワトリにワクチンを接種したり、治療薬を投与したりして、ニワトリが死んでいくのを食い止めようとしたためであると考えられています。


　現在、私たちが出来る最善の策は、ニワトリにインフルエンザウイルスが感染した時点で、かわいそうなのですが感染したニワトリをすべて殺処分してしまうことしかありません。ニワトリの間で高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が蔓延し、そのウイルスがヒトにパンデミックを起こしてはいけないからです。


　実際に、日本ではそのような対応を続けてきており、ウイルスの感染拡大を防ぎ、効果を挙げています。また、鳥インフルエンザ流行の発信地となったアジア各国でも同様の対応を行い、Ｈ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザの制圧をしつつあります。依然として予断を許さない状況ではありますが、このままヒトにパンデミックを起こさないまま、鳥インフルエンザの流行が終息することを願っております。


　現在、私たちは、パンデミックが起こったときでもすぐに対応できるように、インフルエンザの診断・予防法および治療薬の開発を目指して研究を行っています。




]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>やっかいな「花粉症」の傾向と対策――「乳酸菌」で症状改善の試験結果</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/02/post_19.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=272" title="やっかいな「花粉症」の傾向と対策――「乳酸菌」で症状改善の試験結果" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.272</id>
    
    <published>2009-02-02T09:13:27Z</published>
    <updated>2009-02-02T09:36:50Z</updated>
    
    <summary>ＮＰＯ法人 日本健康増進支援機構理事長 医学博士 榎本雅夫Enomoto Tad...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[ＮＰＯ法人 日本健康増進支援機構理事長
医学博士
<strong>榎本雅夫</strong>Enomoto Tadao
<img alt="enomoto.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi2/enomoto.jpg" width="250" height="247" />




　<em>またまたやってきた花粉の季節。「アッ、鼻にきた」「目にもきた」という声があちこちで聞こえる。今年は花粉の飛散が昨年と比べて、関東や東北地方では同じかやや少なく、東海・北陸からの九州地方では多くなると予想されています。特に関西地方では多くなるとの情報があります。いずれにせよ、全国的には去年以上の花粉が飛散することは間違いないようです。その傾向と対策をしっかりと立てておきたいものです。</em>






<strong>“国民病”“文明病”の「花粉症」</strong>


『鼻アレルギー診療ガイドライン』（２００９年度版）によると、全日本国民の２６．５％の人がスギ花粉症に罹っているとされています。他の花粉症も含めると２９．８％にものぼります。ほぼ３人に１人は花粉症で悩んでいるということになります。


　この花粉症は都市部ほどその罹患率が高くなる傾向があり、いまや「国民病」とも「文明病」とも呼ばれるようになってきています。鼻をグジュグジュさせたり、涙目でジッと我慢する姿は辛い上に、何をするにも意欲がそがれてしまうものです。その苦しさから解放されるなら大抵のことは我慢するというほどの症状ですから、関心の度合いも年々エスカレートしています。


　この頃になると毎年、テレビや新聞、インターネットなどで花粉の飛散情報が発信されているほか、いろいろな花粉除けのグッズが売り出されたりして、マスコミを賑わすのもむべなるかなと言えましょう。


　それにしても、多量の鼻みずや流涙、鼻づまりや目の痒み、そして時には頭痛や喘息などの症状に悩まされます。日常生活への影響は計り知れないものがあるのです。

　
<strong>「花粉症」の症状とは？</strong>

　この時期に決まって集中的にわれわれを悩ませる「花粉症」とは、あるいはアレルギーというのはどのような病気なのでしょうか。花粉症のなかでも、もっとも罹患率の多いスギ花粉によるアレルギー性鼻炎を中心に考えてみましょう。


　まず花粉やダニによる鼻のアレルギー反応をを総じて「アレルギー性鼻炎」と呼びます。そして花粉だけが原因の場合には「花粉症」、その花粉がスギであれば「スギ花粉症」と言われるわけです。特にスギ花粉は毎年２月から４月ぐらいにかけて多く飛散します。


<img alt="sugikafun.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi2/sugikafun.jpg" width="194" height="200" />　<img alt="dani.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi2/dani.jpg" width="191" height="200" />
<strong>スギ花粉の電子顕微鏡写真</strong>　　　　　　<strong>ヤケヒョウヒダニ（♀）の電子顕微鏡写真</strong>(提供・高岡正俊）　　
　　　　


　私たちの身体は、人体にとって異物を感じると、排除すべき物質として反応するという動きを生じます。花粉症の原因物質である花粉が鼻の穴から体内に入ろうとすると、ちゃんと防御するシステムが作動するのです。それが、クシャミであり鼻みず、鼻づまりなどの状態なのです。


　クシャミは、爆発的な風圧で鼻から入ろうとする異物を鼻粘膜から体外に吹き飛ばすための身体の反応です。そして鼻みずや鼻づまりも、異物が体内に入らないようにするためのシステムと考えられます。


　花粉症とは花粉によって起るアレルギー症状であり、本来であれば無害である花粉を私たちが身体に備わっている免疫システムが、細菌などの有害物質と誤認し、攻撃することによって自分の組織も傷つき炎症を起こしてしまう病気なのです。人体が自らの健康体を必死に守ろうとしている有益な反応なのですが、私たちの日常生活において辛い状態を引き起こしている原因でもあるわけです。


<strong>「花粉症」の増加要因</strong>


　これほど多くの人が罹っている花粉症も、学術的に見れば比較的新しい病気です。日本では１９６１年に荒木英斉先生がブタクサの花粉症を報告したのが最初です。そして現在、最も問題になっているスギ花粉は、斎藤洋三先生が６４年、東京オリンピックの年の春に栃木県の日光地方で鼻や目などにアレルギー症状を示す２１例を報告したのが第１号となります。その後、毎年のようにさまざまな花粉症が報告されています。


　最初の例から半世紀近く経ったいまでは、１５０万倍以上の３５００万人の人が花粉症に罹っているのです。


　なぜ、ここまで花粉症が増加したのでしょうか？　このテーマは、非常に難しくさまざな要因が含まれていると考えられています。


　現在、推定されている要因には、①飛散しているスギ花粉そのものの増加、②大気汚染、特にディーゼル車が排気するガスの中の微粒子（ＤＥＰ）、③ダニによるアレルギーが増加することによりアレルギー体質の人が増え、それが引き金となってスギ花粉症も増えたこと、④食生活の変化、⑤清潔志向によって細菌との接触機会が減少したこと、⑥抗生物質の乱用による腸内細菌叢の撹乱、などが考えられています。


　確かに３０～４０年前の食事内容と現在を比較してみれば、大きく変化していることは明らかです。そして、テレビや新聞・雑誌などのマスコミでは、この変化が生活習慣病の原因だとして問題視されています。しかし、生活習慣病にとどまらず、花粉症にも影響を与えていることが指摘されています。


　清潔志向と抗生物質の乱用によって、私たちは細菌と接触する機会を極端に減らしています。細菌感染症の減少と反比例するかのように、アレルギー疾患が増加してきたことが報告されているのも事実です。


　つまり花粉症の増加は、生活の近代化によってもたらされたと言っても過言ではありません。


<strong>「花粉症」の治療方法</strong>


　治療には大きく分けて、アレルゲンに着目する原因療法と症状の発症を抑制する対症療法の２つに分けられます。


　対症療法の代表は薬物療法です。化学伝達物質遊離抑制剤、抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン拮抗薬、ステロイドや抗コリン薬などさまざまな種類の薬剤があります。耳鼻咽喉科や眼科に行くと、症状に合わせて効果的な薬剤を処方してもらえます。


　原因療法は、アレルゲンの除去、すなわち、予防と言えるでしょう。外出時にはマスクやメガネをつけ、毛羽だった服を避ける、洗濯物や布団は外に干さない、帰宅時には衣服や髪の毛をよく払う、掃除をマメに行うなどがあげられます。


　また完治を目指す治療法として、減感作療法というものがあります。アレルゲンを少しずつ定期的に体内に投与（注射）して、身体をアレルゲンに慣らしてしまおうという方法です。確かに完治する唯一の治療方法とされていますが、アレルゲンを週に１～２回、何年にもわたって注射し続けなくてはいけません。根気と時間の余裕が必要な治療方法です。


　これらの治療法以外にも、外科的手術もありますが、あまり一般的とは言えません。


　花粉症の自然治癒率は、いくつかの報告がありますが、いずれも３％以下と非常に低くなっています。そうなると、何らかの治療を行わないと、毎年、鼻や目のさまざまな症状に悩まされ続けるわけです。


<strong>「花粉症」を食べて治す</strong>


　前述したように、清潔すぎる環境による細菌からの隔離、抗生物質による腸内細菌叢の乱れがアレルギーの原因の一つではないかと考えられています。


　実際に、イギリスのウェールズ大学のＪ．Ｈｏｐｋｉｎ教授は数万人の調査から、２歳までに抗生物質を投与された人は、１２歳の時点でアレルギー疾患になる確率が６倍にもなることを報告しています。また、ヨーグルトや乳酸菌飲料、乳酸菌のサプリメントを食べることにより、喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症が改善されたということが数多く報告されています。


　そこで、ＮＰＯ法人日本健康増進支援機構、南京医科大学耳鼻咽喉科および京都大学医学研究科では、積極的に細菌の成分を体内に入れてアレルギーを予防・改善しようという考えから、細菌によるアレルギーの改善効果についての試験を行いました。


　試験に用いた細菌は、ニチニチ製薬株式会社が製造している乳酸菌「ＬＦＫ」です。このＬＦＫは乳酸菌を溶解・殺菌した菌体成分で、花粉症および通年性アレルギー性鼻炎の患者さんたちに４週間飲用した結果、医薬品のように症状が消えるということは無かったものの、十分に改善が体感できるレベルであり、翌年以降、花粉症が発症しなくなった人もいたようです。


　現在、この効果について物質や作用機序を調べており、近い将来、乳酸菌やその成分を食べることで花粉症のつらい症状から解放される日が来るかもしれません。


<img alt="selfcare.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi2/selfcare.jpg" width="300" height="214" />


]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>危険がいっぱい!! 口腔内の細菌があなたの健康を害している</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2009/01/post_18.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=259" title="危険がいっぱい!! 口腔内の細菌があなたの健康を害している" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2009:/nichi//4.259</id>
    
    <published>2008-12-31T15:00:46Z</published>
    <updated>2008-12-31T15:15:41Z</updated>
    
    <summary>～いかに免疫力を高め口の中の病気を抑えるか～ 大阪歯科大学口腔衛生学講座 教授・...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<em>～いかに免疫力を高め口の中の病気を抑えるか～</em>

<strong>大阪歯科大学口腔衛生学講座
教授・歯学博士 神原正樹</strong>

<img alt="kanbarasi.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/kanbarasi.jpg" width="330" height="340" />
<strong>かんばら まさき</strong>
１９７２年大阪歯科大学卒。７６年同大学歯学博士、８９年米ボストンフォー
サイスデンタルセンターおよびオランダ・ワーゲニンゲン大学留学、９３年
大阪歯科大学教授、２００８年同大学副学長。同年日本口腔衛生学会副
理事長、同９月世界歯科医師連盟理事会メンバー。著書は「歯の健康学」
（岩波書店）「口腔保健学」（医歯薬出版）など。


<em>人間の口の中に多くの細菌が生息している。その口の中にいる細菌は、身体の健康と密接に関連しているといわれている。歯学博士で口腔衛生の専門家である大阪歯科大学・神原正樹教授に、口の中のことと健康との関わりなどについて聞いた。</em>


<strong>歯周病菌と心臓疾患</strong>


<strong>Ｑ</strong>　口の中にいる細菌と身体の健康は、どのように関わっているのでしょうか。

<strong>Ａ　</strong>細菌との関連でよくいわれるのが、歯周病菌と心臓疾患との関連ですね。たとえば、歯肉や歯槽骨（歯の周りで歯を支えているあごの骨）などの歯周組織を破壊していく歯周病菌が、心臓病の患者さんの心臓の血管から見つかることがあります。


　歯周病を治すことで早産が治まったり、逆に早産の人が歯周病を患っていることが多いといったこともあります。また口の中のバクテリアが肺に流れてしまって、肺炎を起こす場合もあります。だから病院に入院している寝たきりの患者さんには、看護師さんが毎朝ガーゼで口の中をきれいにします。口腔内分泌物が少量ずつ肺内へ吸引される、誤嚥（ごえん）性肺炎を防ぐためです。


<strong>Ｑ</strong>　虫歯の原因になる菌もいますね。

<strong>Ａ</strong>　主に口腔のミュータンス菌が、酸を産生して歯を溶かし虫歯を引き起こします。それ以外に、棒状の乳酸桿菌（かんきん）も虫歯の原因菌といわれています。その数を測定することで、虫歯のなりやすさを判定することもできます。


　歯周病では、酸素がなくても生きることができる細菌が主な原因となります。この歯周病関連菌は歯茎の炎症を起こしたり、細菌が産生する物質が骨を溶かします。どちらにしても悪さをするわけです。


<strong>Ｑ</strong>　口の中の細菌と身体の健康との関連は、科学的に立証されていますか。

<strong>Ａ</strong>　心疾患や他の全身の病気との関連は、いろいろエビデンス（信ずるべき根拠）が出てきていますが、必要十分条件にはなっていません。どういうことかというと、歯周病があれば必ず糖尿病になり、その逆で糖尿病があれば必ず歯周病菌が存在するという関係にはなっていません。医学論文も５０パーセントがその関係があるといい、残りの５０パーセントは関係がないといっています。


　エビデンスは、ラットを使った実験で出てきました。歯周病菌をラットの口の中に入れて解剖してみたら、心臓の血管に歯周病菌が見つかったのです。それで、関連するのではないかと言われています。他のいろんな因子と合わせて関連性があるのではないかというのが、今のいちばん妥当な考え方です。でも、もう少しデータが必要です。


<strong>口の中の健康づくりとサプリメント</strong>


<strong>Ｑ</strong>　ある種のサプリメントをうまく摂ることで歯周病を抑えたりすることは可能ですか。

<strong>Ａ</strong>　それを摂ることによって何に作用するかです。歯周組織の活性にかかわるのか、そこの菌叢にかかわるのか。あるいは、何にアタックしているのかということですね。


　多くの細菌学者は確実に関係すると言います。ところが、歯周病も細菌がなかったら起こらないけれども、その細菌がいたらみんな起こるのかというとそうでもありません。そこが口の中の病気の難しいところです。


　虫歯というのは、日和見感染症の一種です。日和見感染症は、口の中にいる常在細菌がある時に突然悪さをしだして病気を起こします。歯周病菌もどこからきて、どのように増殖して病気を進行させるのかということがいろいろ研究されていいますが、１００パーセントの答えがないのが現状です。


<strong>Ｑ</strong>　口の中が病気にならないようにケアすることがまず大事ですね。

<strong>Ａ</strong>　日本の１２歳児の虫歯の本数は、いまでは１本ぐらいと少なくなってきました。それは小学校６年間でほとんど虫歯にならないということです。


　われわれのデータでも、３０歳より若い世代は、それより前の世代に比べ数段口の中がきれいです。歯周病になっていません。“歯周病にならない世代”に変わってきています。ですから、今までの口の中の病気に対する考え方を変える必要があるのではないかと言っています。


<strong>Ｑ</strong>　発想を変えなければいけない時代になったということですか。

<strong>Ａ</strong>　今までは病気にならないことを考えてきました。これからは口の中の健康な状態を、より健康にするにはどうするかが重要です。そこではサプリメントや食品の効果が期待できます。


　私の研究室では小学校でガムの臨床研究をして、３年目になります。昼食後、全員にガムを噛んでもらいます。それで口の中の状態がすごく改善してきています。ものを噛み、食べることも「食育」の一つとして子供に浸透しています。口の病気の罹患率が下がってきたために、そこを追求していくことが今後の課題としては非常に大事だと思います。


　学童期、中高年者はデータがとりやすいのですが、問題は成人です。その年代に乳酸菌やサプリメントがどう効くのか。職場のメタボリック検診のときに、そういうものをアプローチしていくのも一つの考え方です。


<strong>口の健康づくりも免疫力が大切</strong>


<strong>Ｑ</strong>　歯の部分で免疫機能が高まれば、炎症をもっている方は起こる度合いも低くなります。その意味で免疫を高めておくというのは、口腔の健康に対してもいいわけですね。

<strong>Ａ　</strong>そうですね。とくに歯茎の病気は全身とつながっているので、全身が衰えてくると歯茎の病気も起こりやすくなります。糖尿病もそうです。糖尿病と歯周病が直接的に関わることではないと思いますが。糖尿病になると歯周病になりやすくなります。糖尿病になると、全身の病気への罹患率が非常に高くなってきます。だから当然、歯周病にもなりやすいわけです。


　最初に述べましたが、全身と口が関わっていることは明確かと思います。ですから、免疫を高めて身体の免疫力を高めると、口の中の病気も抑えることができるでしょう。


<strong>Ｑ</strong>　口の中が健康な状態を、より健康にするにはどうしたらいいのでしょうか。

<strong>Ａ</strong>　健康づくりは栄養、運動、休養です。そこには病原菌は入ってきません。口腔にとって栄養、休養、運動とは何なのかを考えると、栄養は歯をつくったり口の中の組織を形成することにつながります。運動は、口で咀嚼するという動作です。口や舌を動かすことで、体全体にそれが機能し、栄養分をよく摂ることができます。


　それでは、口腔にとって休養とは何でしょうか。人間の体の場合は、リラックスするとか、十分な休養をとることが考えられますが、口の場合の休養は何かというと、自然の状態で唾液に覆われている状態なのではないでしょうか。


　ところが今は、薬によって唾液が出ないとか、いろんな症状の人が出てきています。そういう状態は、口にとっては休養になってないとも考えられます。その意味でも、唾液に関連するサプリメントの研究をしてみてもおもしろいかもしれません。高齢者のなかで、口の中が乾燥気味だという人は結構多くいらっしゃいます。そういう人たちは、大抵薬を飲んでいますから、身体自身の免疫力を向上させるためのサプリメント開発が今後期待されます。


<img alt="Osakashikadai.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/Osakashikadai.jpg" width="250" height="172" />
大阪歯科大学キャンパス
]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>■名医訪問　“２１世紀の国民病”と言われるＣ型肝炎に新視点「アタック療法」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2008/10/post_17.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=248" title="■名医訪問　“２１世紀の国民病”と言われるＣ型肝炎に新視点「アタック療法」" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2008:/nichi//4.248</id>
    
    <published>2008-10-30T23:36:22Z</published>
    <updated>2008-10-31T01:32:42Z</updated>
    
    <summary>医療法人社団 古賀クリニック　院長 医学博士 日本内科学会認定医 古賀一誠先生 ...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[医療法人社団 古賀クリニック　院長
医学博士
日本内科学会認定医
<strong>古賀一誠先生</strong>
Dr. Issei KOGA


<img alt="top.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/environment/top.jpg" width="340" height="268" /

<strong>こが　いっせい</strong>
１９４５年生まれ。７１年九州大学医学部卒業。同年九州大学医学部
放射線治療科入局（７７年まで在籍）。８３年横浜市鶴見区に古賀ク
リニックを開業。翌年医学博士号を取得。鶴見区医師会の副会長など
を歴任。


<strong><em>Ｃ型肝炎ウイルスの脅威</em></strong>

　ここ数年、薬害によるＣ型肝炎の救済が社会的問題となり、私たちは改めてその病気の怖さを知ることになりました。患者さんたちの声は切実なものがあり、その病気の難しさ、大変さに驚かざるを得ませんでした。実際、肝臓というのは５００種類もの働きをしているそうですが、最も重要な働きは体内から有害物質を排除する働きだそうです。それが機能しなくなると、有害物質が脳などにまわって、私たちの生命が危険な状態に陥ることもあるそうです。


　人間の体に必要な栄養分（糖質、タンパク質、脂肪、ビタミンなど）の生成や貯蔵・代謝を行う肝臓。そして解毒作用が行われなければ、活力も生まれず非常につらい生活を送らなければなりません。その機能を奪うＣ型肝炎ウイルスの保菌者が日本国内に２６０万人もいると言われています。まさに“２１世紀の国民病”と言ってもおかしくはありません。


　そしてその感染を自覚しないまま症状が進んでしまう人がほとんどだと言われています。１０～３０年で約４分の１が肝硬変や肝ガンに進行するそうです。Ｃ型肝炎から肝硬変、そして肝ガンに進行すると、治療法も限られて非常に治りにくいと言われています。


　横浜市の住宅街に開業して２５年を迎えた古賀クリニック（内科、小児科、放射線科、リハビリ科）の古賀一誠先生は、多くのＣ型肝炎の患者さんと接しています。


「私の義理の弟が肝炎になり肝ガンまで進行しました。それでいろいろ研究し始めたのです。いろいろ研究を重ね、現代医療を補完する『統合医療』に注目したのです。確かにインターフェロンはウイルスの増殖を抑えたり排除してＣ型肝炎にはいいのですが、副作用もありますし効かない人もいます。また治療にお金がかかります。副作用は人によって違いますが、脱毛や呼吸困難、甲状腺機能異常などをもたらします」と古賀先生。


　統合医療というのは、西洋医学に限界を感じるなかで、代替医療も視野に入れ、西洋医学と代替医療を組み合わせて行われるものです。


<strong><em>統合医療によるアタック療法</em></strong>

　Ｃ型肝炎ウイルスはその遺伝子の違いによって、１ａ、１ｂ、２ａ、２ｂなどのタイプに分類さています。日本人に多いのは１ｂ型（７０％）で、インターフェロンが効きにくいタイプと言われています。　


　そこで古賀先生は、自己インターフェロンの産生能を高めることに注目したのです。もともと健康な人は自分でインターフェロンを作り出す能力は備わっているのですが、肝炎になるとこれが十分につくれずにウイルスの増殖を防ぐことができなくなるのです。


「免疫性を高める腸内細菌には注目していたのですが、それを食物で代用するとなると相当量が必要なってしまいます。そこで、効果的なものとして乳酸菌のエンテロコッカス フェカリスＦＫ－２３菌に注目して“アタック療法”を始めたのです」


　古賀先生は、薬剤投与で効果が見られなかった患者さんや、インターフェロン療法が受けられない患者さん、あるいはインターフェロンの副作用を避けたいという患者さんに摂取を勧め、肝機能があきらかに改善してきたことを目の当たりに見てきたそうです。


「患者さんには西洋医学の療法をじっくり説明したうえで、タイミングを見てアタック療法を勧めています。初期段階で摂取量を増やし、まず自己インターフェロン産生能を高めウイルスの活動を抑えようというのがアタック療法の狙いです」


　インターフェロンが合わない患者さんでも、アタック療法によって約３カ月で肝炎のウイルス量が４７００から２０４３、ＧＯＴ（ＡＳＴ）は８２から２６、ＧＰＴ（ＡＬＴ）は４７から２６に低下したということがあったそうです。


<strong><em>地域医療の重要性</em></strong>

　古賀先生はまた「地域医療」を非常に重要視されています。地域に根ざした医療は、患者さん一人ひとりと長く対応することで、その人の家族構成、性格、育った環境など患者さんの情報を満遍なく知ったうえで診察ができるという大きなメリットがあるそうです。


「患者さんとのコミュニケーションは重要な診察です。かかりつけの医者として信頼を持っていただけるのは、治療の大きな要素なのです」


　そんな古賀先生の心のこもった診療が評判を呼び、セカンドオピニオンを求めて遠くから患者さんがやってくることもしばしばあるそうです。とくにＣ型肝炎で悩んでいる患者さんは全国に多く、完全予約制による電話無料相談まで始めたそうです。


<img alt="denwa.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/environment/denwa.jpg" width="300" height="199" />
<strong>電話相談をする古賀先生</strong>


　これは、ＮＰＯ法人「統合医療と健康を考える会」の協力で、事前に会に申し込んでいただく形で行っているとのことです（無料電話相談の問い合わせは、メールアドレス：<a href="mailto:info@daitai.net">info@daitai.net</a>まで）。取材当日も、１０分ごとに予約された全国の患者さんからの電話相談が殺到していました。相談では担当のお医者さんには言えなかったこと、聞けなかったことを話す患者さんが多くいるそうです。診療の時に突然に言われ、緊張してしまうのでしょう。時間も経って落ちついてから本当に聞きたいことなど、あるいは自分の不安な気持ちを古賀先生にぶつけてくるそうです。


　また古賀先生は２４時間体制で、在宅医療を行っています。寝たきりの老人や、神経が麻痺したり脳梗塞などで動けない人など８０人以上の御宅に治療に出向いているといいます。地域の病院との連携も取って、在宅医療の必要な患者さんに対応しており、この地域には欠かすことのできない心強い味方と評判を呼んでいます。


<img alt="shoumen.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/environment/shoumen.jpg" width="250" height="179" />
<img alt="kanban.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/environment/kanban.jpg" width="200" height="152" />





]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>健康トピックス　気づかない健康バロメーター――足の水虫</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2008/10/post_16.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=241" title="健康トピックス　気づかない健康バロメーター――足の水虫" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2008:/nichi//4.241</id>
    
    <published>2008-09-30T21:47:12Z</published>
    <updated>2008-10-20T00:45:47Z</updated>
    
    <summary>帝京大学医真菌研究センター所長 スポーツ医療学科教授兼任 安部　茂　Shiger...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[帝京大学医真菌研究センター所長
スポーツ医療学科教授兼任
<strong>安部　茂</strong>　Shigeru Abe
<img alt="Ａｂｅ.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%EF%BC%A1%EF%BD%82%EF%BD%85.jpg" width="250" height="238" />




<strong>水虫とゴルファーの関係</strong>

　私は30年来、微生物と感染と身体の防御力について研究をしてきました。昨年よりスポーツを健康にいかすことをめざす学科として設立されたスポーツ医療学科で、微生物免疫学を教えております。健康を増進するには週に1回以上スポーツをすることが重要であることは証明されています。青空の下で、思いっきり球をとばせるゴルフもストレスを発散させ、体の抵抗力を高めます。


　ところで、ゴルフなどスポーツを愛好する人にとって危険な感染症として白癬があるのを知っていますか。白癬は、白癬菌という真菌の感染で起こる病気ですが、その感染部位から頭部白癬、体部白癬、股部白癬、足白癬、爪白癬などにわけられます。これらの中で、足白癬・爪白癬がいわゆる水虫と言われているもので、日本では国民の６分の１が感染しているという統計があります。白癬菌は、皮膚の角層を酵素で溶かし、それを栄養源として生きているので、暖かく湿った場所で発育します。そこで、足白癬になりやすい人は、靴を長時間履いているビジネスマン、角層の代謝回転の遅い高齢者と言われています。　


<img alt="asi-image.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/asi-image.jpg" width="340" height="223" />


　ゴルファーは、ラウンド中靴を履き続け汗をかきます。ホールアウト後に風呂に入り、まだ十分に足が乾かないまま靴を履き、家路を急ぎます。こういうことが、足の水虫を増加させる原因になっていると考えられます。


<strong>水虫のチェックをして見ませんか</strong>

　自分が水虫になっていても、それに気づいていない場合も多いのです。


　水虫だから痒いかというと、そうとばかりは言えません。痒いというのは、角層の白癬菌から産生される物質が、下層の角化細胞、神経細胞を刺激することによりおこります。したがって、角層の厚い「かかと」や「爪」の水虫になっても、ほとんど何も感じないのです。


　足の裏をよく見ると、足裏の固い角層がごわごわして、白いヌカ状の粉のようなものが浮き出ていたり、一部はうすいふけのような鱗屑をつくることがあります。これは、「角質増殖型白癬」の症状です。足のかかとなど厚い皮膚にできる白癬は、50歳代以上の方に多く、自覚症状が少ないのが特徴です。気づかないまま放置していると、菌が爪に入り、爪のケラチンを溶かし、空気層ができるために白色に濁り、しかも爪の下層で増殖し「爪白癬」をおこします。爪が厚く変形していく場合もあります。


　水虫の菌は、暖かくて、湿度が高い環境が大好きで、条件が良いとさかんに増えます。特に夏期は、水虫が繁殖しやすい環境なので、足指の間で湿った炎症をおこしたり、足の裏の比較的角層の薄いところに水泡を作ったりします。


　これらの水虫は、痒くなって、ひどいときは、我慢できないほどになり、かきむしり細菌も侵入して複雑な感染もおこします。痛みを生じることもあります。これらの型をそれぞれ「趾間型足白癬」や「水泡型足白癬」と呼びますが、30代以上で多いものです。


　心当たりがおあり方も多いかと思います。白癬菌はヒトとの相性がいいので、一度住み着いたら、ほとんどの場合、自然になくなることはないとされています。よく足の裏と爪をチェックしてください。


<strong>水虫の予防と治療</strong>

　家族の中に1人でも足白癬の方がいると、部屋の中のほこりなどから白癬菌が検出されます。従って、水虫の治療をするには、家族全員が一斉に始めるのがよいです。また、強い炎症を起こしている水虫には、細菌の感染が起こっていることがあり、処置が難しいものもあります。少し涼しくなってきた秋口で症状が治まっている今が、治療を始めるには良い季節なのです。薬剤師または医師によく相談して、適切な塗り薬や内服薬で治療を開始すれば、水虫の苦しみから解放されることも夢ではなくなるはずです。


問題はこれらの白癬菌が厚いケラチンの層の中にいるため、薬剤が到達しにくいことです。従って、薬をつけるときは患部だけでなくその周辺にも広く、根気よく薬をつけることがポイントです。また、再発の防止をするため、直ったと思っても、さらに2週間以上治療を続けるのが肝要です。


　再感染を防ぐには、菌がいるかも知れない足拭きマット、スリッパなどで、足が汚れたと思ったらよく洗うこと、自宅に帰ってからでも風呂で足を洗うことです。足に付着した菌は、12時間以内ならば、石鹸で洗うことで簡単に洗い流せます。なお、繰り返しますが、菌は高温多湿な環境で繁殖しますので、足が蒸れやすい靴の使用を控え、なるべくサンダルやメッシュの靴をはくことも有効です。暑い東南アジアより、ブーツなどを履くロシアの方が水虫になっている人が多いのです。


<strong>新しい水虫治療作戦</strong>

　わが国では、有効な抗真菌薬が開発されていますが一向に患者数の減少は認められていません。一番の原因は、治療に手間と時間がかかり、直りきらないことが多いことです。


　昔から湯温の高い草津温泉などは、水虫や皮膚病に効くといわれますが、帝京大学の医真菌研究センターでは、足白癬や爪白癬の新対策として、東芝病院皮膚科との共同研究で、足湯療法を研究しています。実際４２℃ぐらいの少し熱めの湯の中に２０分ほど漬けると、白癬菌の９９％を殺菌できること、さらにその湯にパルマローザなどの有効な植物精油を0.8％加えておくと、殺菌作用が格段に増強されると言う結果をえています。実際の臨床試験の結果は、下図に示すように患者さんの症状の改善も早期におこり、菌の陰性化がいち早く認められるという有望なものです。


<img alt="にちにち図表.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%A1%E5%9B%B3%E8%A1%A8.jpg" width="340" height="309" />

　　
　この試験では、微量の抗真菌薬も加えて、効果を強めています。植物精油は、少量でも有効に作用しまので、ごく少量（0.8％）を入れたお湯（42℃くらい）の中に20分くらい足首までつけるという方法です。実際にやってみると、良い香りでリラックスして、皮膚にもいい効果を生むと好評です。１０年後のゴルフ場の光景として、ホールアウトした後皆さんで足湯をする姿が見られるかもしれないと期待しています。

　
<strong>白癬は、健康のバロメーター</strong>

　ところで、同じ環境で生活しても水虫になりやすい人と、そうでない人がいます。足の裏の角層の代謝が感染防御に働くことは知られており、年齢を重ねるに従い、血流の低下とともにその代謝が遅くなることが高齢者の足白癬の増加の一因になっています。


　それとともに、免疫力も重要です。角層の中にも抗菌物質があり、その量はサイトカインという免疫を調節する物質で高まることが知られています。


　逆な言い方をすると、足白癬や爪白癬の症状の悪化は、血流の低下や免疫力の低下を知らせてくれるバロメーターと言えます。最近、これらの水虫を心筋梗塞の発症リスクの高まりとして注意すべきだと報告もされています。


　したがって、月に1回ぐらい自分の足をよく見て、自分の健康度をチェックすることが健康な生活を送る上で、必要な習慣だと思います。もし、免疫力が低下していると感じたら、乳酸菌や担子菌などの免疫賦活力を利用するとよいと私は思っています。

　私達は、腸球菌（エンテロコッカス・フェカリス菌のFK-23菌など）の経口摂取が生体の低下した免疫力を高め、真菌だけでなく細菌、ウイルスの感染に防御効果を発揮することを論文として発表しており、今後も乳酸菌や担子菌を利用して国民の健康に寄与できるような研究を進めていきたいと思っています。




<img alt="帝京大学建物.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E5%B8%9D%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%BB%BA%E7%89%A9.jpg" width="200" height="132" />
<img alt="医真菌研究センター.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E5%8C%BB%E7%9C%9F%E8%8F%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC.jpg" width="150" height="100" />


<strong>あべ　しげる</strong>
東京大学薬学系卒業、東京大学薬学系大学院博士課程修了。
帝京大学薬学部講師、医学部助教授を経て、帝京大学医真菌研究センター教授、現在所長。
帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科教授兼任。日本医真菌学会理事。

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>オリジナル漢方療法で自らのガンを治した代替医療～ＦＫ－２３菌の役割～</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2008/05/post_15.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=201" title="オリジナル漢方療法で自らのガンを治した代替医療～ＦＫ－２３菌の役割～" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2008:/nichi//4.201</id>
    
    <published>2008-05-01T00:37:29Z</published>
    <updated>2009-04-13T09:21:13Z</updated>
    
    <summary>人物訪問■ 「くすりのアルファ」港　忠夫さん 　東京・池袋から東武東上線で１５分...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<strong>人物訪問■
「くすりのアルファ」港　忠夫さん</strong>



<img alt="minato.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/minato.jpg" width="340" height="268" />


　東京・池袋から東武東上線で１５分、東武練馬駅南口から徒歩1分のところに、漢方薬舗「くすりのアルファ」（完全予約制の相談薬舗）がある。経営者の港忠夫先生（６７歳）は多くのガン患者の相談にのり、信頼を得ているという。


　というのも、港先生自身がガンを克服した経験があるからであろう。１９９６（平成８）年、ガンが発見された時は、末期ガンでステージⅣ、余命６カ月と診断されたのだった。


「最初はＳ状結腸内側にガンが発見されましたが、その大きさが８センチもあり、腸閉塞寸前でした。それが腸膜を破って破裂して、肺と肝臓に転移したのです。大腸は手術をしたのですが、肺と肝臓は手術できる状態ではありませんでした」


　その病状写真はひどいものであった。実は、港先生は北海道大学医学部に入り医師をめざしたのだが中退を余儀なくされた。その後、明治学院大学を卒業し、薬店経営者の婿養子となる。そして９５年に、自ら漢方薬舗を開業したのである。ガンが発見されたのはその翌年であった。


「抗ガン剤を投与するというから、私は自分の処方した漢方薬を使いたいと申し出たところ、医師もそれを認めてくれて栄養剤の点滴だけを病院から受けました」


　手術でガンの患部は取り除けるが、正常細胞まで痛めつける抗ガン剤や放射線治療は受けるつもりはなかった。港先生は、中国やドイツでの視察から、現代医学の限界を知り、東洋医学を組み合わせることの必要性を感じ、ガン治療の可能性をそこに見出そうとしたのだ。


　ガンを治す方法を、港先生は３つのポイントに絞った。ガン細胞と闘う「免疫細胞」の活性化、循環器系の環境を整える「血液の浄化」、そしてガンが増殖するのを抑える「新生血管の阻害」である。これらを考慮して、それぞれの自然薬を組み合わせることを考えた。そして生活習慣を根本的に変え、食事を自らつくることにしたのである。


　手術１年後に腫瘍マーカーの数値が下がり、肺の影も小さくなり、３年目には肝機能が正常範囲になったという。見事な“ガンからの生還”である。


　現在、港先生はガン患者やアトピーに悩む人など２００人以上の相談にのっている。



<img alt="tennai.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/tennai.jpg" width="340" height="226" />
<strong>「くすりのアルファ」店内</strong>


　一般病院で手術はできなく３カ月の命と言われた４３歳の男性の例を挙げよう。膵臓ガンから肝臓ガンに転移。腫瘍マーカー（ＣＡ１９-９）は５７０００（正常値は３７）。血液浄化作用のあるものと免疫活性作用のあるＦＫ－２３菌を飲んでもらうと１年後には５７６に低下し、ガンも縮小した。その半年後には２７にまで低下した。ガン細胞は未だ消滅してはいないが、職場復帰を果たしているという。そして肺ガンで手術後、抗ガン剤治療を受けた５６歳の男性。副作用軽減のためＦＫ－２３菌を血液浄化作用、免疫活性作用のものと服用。当初、腫瘍マーカー（ＳＣＣ）は２１０（正常値は２）。７カ月後には腫瘍マーカー１５に低下。さらに５カ月後には１．０８の正常値になった。


　特に注目しているのが、体の免疫細胞に働きかける作用のあるＦＫ－２３菌だという。


　その有用性は、白血球の機能を亢進させる免疫賦活作用、ガンを退縮させる抗腫瘍作用、抗ガン剤の副作用を軽減させる作用などで、他の自然薬との組み合わせで患者さんに勧めているという。


「ＦＫ-23菌の摂取で１週間から１０日で便の臭いがなくなります。それで腸内環境がよくなったことを実感できます。人間のすべての臓器は腸から進歩したものです。それだけに腸を大切にしなければならないのです」と語る港先生は、こう続ける。


「生活習慣を規則正しくし、食生活は腸内環境に留意したものを。そして半身浴などで体を温めることです。そして自分に合う代替医療をみつけることです。もちろん、病院のお医者さんにも定期的に診てもらうことも大切です」


　ＮＰＯ法人であるガンの患者学研究所の患者会「日本ウェラー・ザン・ウエルの会」の理事をも務める港先生は、肌つやもよく、笑顔の絶えない元気いっぱいのよきアドバイザーである。



<img alt="kanban.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/kanban.jpg" width="250" height="202" />
<strong>漢方薬舗「くすりのアルファ」</strong>
〒179―0081東京都練馬区北町２―３９―３　　　　ダイエイビル１Ｆ
ＴＥＬ＆ＦＡＸ０３‐５３９９－００８７
営業時間　午前１０時～午後５時
（水曜日休）

HP <a href="http://www.0087arufa.com/">http://www.0087arufa.com/</a>
E-mail <a href="mailto:ccy41070@hkg.odn.ne.jp">ccy41070@hkg.odn.ne.jp</a> 

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>いや～な“花粉症”のセルフケア</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2008/03/post_14.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=190" title="いや～な“花粉症”のセルフケア" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2008:/nichi//4.190</id>
    
    <published>2008-03-01T01:48:23Z</published>
    <updated>2008-02-29T09:29:23Z</updated>
    
    <summary>まもなく花粉症の季節です。　 今年は、東高西低。東海・近畿以西では、昨年並みから...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<strong>まもなく花粉症の季節です。　
今年は、東高西低。東海・近畿以西では、昨年並みから半分以下ですが、関東地方から東北地方にかけては昨年の１.５倍から３倍程度のスギ花粉が飛散すると予想されています。花粉症かな？と感じた方は、チャート図で花粉症の可能性について自己診断をしてみましょう。</strong>


<img alt="kafunshou.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/kafunshou.jpg" width="276" height="300" />


<strong>「国民病」となった花粉症</strong>

　厚生省の調査によると、国民の１６％の人がこの病気に罹っているとされています。この花粉症は、都市部ほどその罹患率が高くなる傾向があり、今や「国民病」とも「文明病」とも呼ばれるようになっています。春先にはテレビや新聞、インターネットでさまざまな情報が発信されていることからも、国民の関心の高さが伺えます。


<strong>花粉症って、どんな病気？</strong>

　そもそも花粉症やアレルギーって、どんな病気なのでしょう？　ここでは、スギ花粉症のアレルギー性鼻炎を中心に考えてみましょう。花粉やダニによる鼻のアレルギー反応を「アレルギー性鼻炎」と呼び、花粉だけが原因の場合に「花粉症」、その花粉がスギであれば「スギ花粉症」と称します。原因物質である花粉は、人体にとっていわば異物であり、排除すべき物質です。


　しかし、人の身体は非常にうまくできています。こうした異物が鼻の穴から体内に入ろうとすると、防御するシステムが作動するのです。それが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなのです。くしゃみは、爆発的な風圧で異物を鼻粘膜から体外に吹き飛ばします。鼻水や鼻づまりも異物が体内に入らないようにするためのシステムです。本来、花粉症のつらい症状は、人体にとって有益な反応であると言えます。


<strong>花粉症の歴史</strong>

　これほど多くの人が罹っている花粉症も、比較的新しく報告された病気です。日本では、１９６１年に荒木英斉先生がブタクサの花粉症を報告したのが最初です。最も問題となっているスギ花粉症は、齋藤洋三先生が１９６４年、東京オリンピックの年の春に栃木県の日光地方で鼻や目などにアレルギー症状を示す２１例を報告したのが第１号となります。


　それから４０数年経ったいま、１００万倍の２０００万人の人が花粉症に罹っているのです。


<strong>花粉症増加の原因</strong>

　なぜ、ここまで花粉症が増加したのでしょうか？　その答えは、簡単なようで実は非常に難しい問題なのです。現在推定されている要因には、１) 原因物質であるスギ花粉そのものの増加、２) 大気汚染、特に問題となっているものにディーゼル車の排気ガス中の微粒子(ＤＥＰ)、３) ダニアレルギーが増加することによりアレルギー体質が増えた、４) 食生活の変化、５) 清潔志向によって細菌と接触する機会が減少した、６) 抗生物質の乱用による腸内細菌叢の撹乱、などが考えられています。


<img alt="sugikafun.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/sugikafun.jpg" width="276" height="340" />
<strong>スギ花粉</strong>


　各項目について具体的に示しますと、太平洋戦争が終わって、戦後復興のため、日本中の山から樹木を伐採し、全国の山々から森林が消えた時代がありました。そのため、洪水が頻発し、治山治水が問題となりました。そこでその対策として、１９５０年代に一斉にスギ・ヒノキが植林され、全国の山々がスギとヒノキで占められるようになりました。スギ・ヒノキは、樹齢３０年になると花粉を飛ばすようになります。１９８０年代から急激に花粉症が増えたこともうなずけます。


　ＤＥＰは、動物実験においてスギ花粉と同時に与えることでアレルギーが悪化することが報告され、東京都では平成１５年よりディーゼル排ガス規制が始まり、平成１８年にはさらに厳しい規制が行われています。しかし、現在その影響に関しては疑問が持たれています。


　一般家屋が高気密住宅化し、カーペットを敷く家が増えたことにより、ダニが繁殖しやすい環境になり、ダニアレルギーの人が増加したと考えられます。ダニアレルギーになった人は、スギ花粉に対してもアレルギーになりやすいことが知られています。


　３０～４０年前の食事内容と現在とを比較して、明らかに変化していることは多くのテレビや雑誌、新聞などのマスコミにも紹介され、生活習慣病の原因として問題視されています。しかし、食事の変化は生活習慣病だけでなく、花粉症にも影響を及ぼしていることが指摘されています。


　清潔志向と抗生剤の乱用は、いずれも細菌と接触する機会を極端に減少させます。細菌感染症の減少に反比例するかのように、アレルギー疾患が増加してきたことが報告されています。


　以上のように、花粉症の増加は、生活の近代化によってもたらされたと言っても過言ではありません。


<img alt="chart.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/chart.jpg" width="581" height="474" />

<strong>※この診断はあくまで、目安的なものになっています。医師の診断をお受けいただくことをお勧めいたします。（『的確な花粉症の治療のために』より）</strong>


<strong>花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べておきましょう</strong>

　花粉症増加の原因とされている清潔志向と抗生物質の乱用については、生活のなかでの自己防衛が可能なものでもあります。先に述べたように、細菌感染症の減少とアレルギー疾患の増加の関係からも、安全な細菌との接触することが重要であることが解ります。


　安全な細菌の代表として、乳酸菌があげられます。いまスーパーマーケットや健康食品売り場に行くと、アレルギーを改善するとされる乳酸菌の商品が数多く市販されています。動物モデルや人での試験で有効性が確認された乳酸菌たちです。


　日本赤十字社和歌山医療センター（耳鼻咽喉科　榎本雅夫部長）で、花粉症の患者さんに花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べてもらいました。すると、乳酸菌を食べていない人に比べて鼻の症状が軽いこと、アレルギーの薬の使用量が少ないことが解りました。


　この試験に用いた乳酸菌は、人の腸管から単離された「エンテロコッカス フェカリス ＦＫ－２３」というもので、これを生きたままではなく、あえて溶菌・加熱した殺菌菌体です。ただし、残念ながらこの効果には個人差があり、同じ乳酸菌、同じ製品であっても効果の出やすい人、出にくい人が見られます。しかし、乳酸菌にはアレルギー以外にも健康増進に繋がる効能がありますので、花粉の飛散とは関係なく普段から乳酸菌を食べるのも良いかもしれません。


<img alt="hyou.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/hyou.jpg" width="270" height="206" />




]]>
        

    </content>
</entry>
<entry>
    <title>「健康で元気に老後を過ごそう」をテーマに近畿大学がアンチエイジングセンターを開設</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2007/12/post_13.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=181" title="「健康で元気に老後を過ごそう」をテーマに近畿大学がアンチエイジングセンターを開設" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2007:/nichi//4.181</id>
    
    <published>2007-12-28T07:34:17Z</published>
    <updated>2008-01-08T08:47:21Z</updated>
    
    <summary>めざしてほしい「健康長寿」 ―抗加齢実現へ「チェック」「ケア」「キュア」を― 近...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<strong>めざしてほしい「健康長寿」
―抗加齢実現へ「チェック」「ケア」「キュア」を―</strong>

<strong>近畿大学アンチエイジングセンター副センター長
山田秀和近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授</strong>


<img alt="近大医学部山田秀和教授２.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E8%BF%91%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E5%B1%B1%E7%94%B0%E7%A7%80%E5%92%8C%E6%95%99%E6%8E%88%EF%BC%92.jpg" width="280" height="268" />







<strong>Ｑ</strong>　アンチエイジングセンター開設の発案者と聞きました。なぜ開設しようと？

<strong>Ａ</strong>　「皮膚は心の鏡、内臓の鏡」といわれ、皮膚を診ると内臓や心の状態がわかることが多々あります。それを皮膚だけにとどめず明確な数値を出して人間の体の状態を知り、病気になる前にケアすれば健康に過ごせます。それがアンチエイジングへ目を向けるきっかけです。アンチエイジングというと、女性の美容的なイメージをもたれる方もいると思いますが、それはあくまで一部というのが私の考え方です。


　５年ほど前に現在の日本抗加齢医学会に入って勉強を始め、病院内でも薬剤師や看護師、理学療法士、栄養士を集めてアンチエイジングの勉強会をスタートしました。アンチエイジングドックをつくるのに新たな投資はほとんど必要ありませんし、総合大学の機能を活かして医学部や薬学部、農学部、さらに健康スポーツ教育センターが協力体制を組めれば開設は可能と思い、３年前に「アンチエイジングドックをつくりたい」と提案したところ賛同を得ることができました。


<strong>Ｑ</strong>　アンチエイジングとは？

<strong>Ａ</strong>　抗加齢医学と呼んでいますが、「病気の治療」から「健康な人のさらなる健康」を指導するプラスの医療で適切な食事や運動、精神療法を指導し、場合によってはサプリメントなどを処方することで加齢や老化の原因に対して早めに対処し、年齢を重ねても質の高い生活を維持することを目的に進められる予防医学です。ピン、ピン、コロリという意味で「ＰＰＫ」と呼んでいますが、目指すのはこれです。わかりやすくいえば寿命と健康寿命を揃えることです。受診対象者は「私は健康です。体の調子はいいと思っています」という人です。


<strong>Ｑ</strong>　すでに診療を始めていますが、どういう方が受診していますか。

<strong>Ａ</strong>　男女比率は半々で年齢は５０〜７０代の方が多いです。男性は企業の役員クラスの方が中心です。「どういう理由で受診されたのですか」と聞くと、「健康長寿を目指していますので」と言われる方がほとんどです。そのためにケアしようと。病気を予防しようという意識が高い方ですね。


<strong>Ｑ</strong>　アンチエイジングドックが中心になると聞きました。

<strong>Ａ</strong>　医師という仕事から見ると、まず老化度を測定するのが第一です。それで受診者の体の状態を把握します。そして出てきた数値で状態を判定します。それから受診者の体の状態に合った食事や運動療法などを指導します。これをテーラーメイド医療といいますが、それを実践するために最初にドックで判定する必要があります。


<strong>ドックは３コースから選択</strong>


<strong>Ｑ</strong>　予約しないと受診できないのですか。

<strong>Ａ</strong>　そうです。受診日は現在、火、水曜日の午後です。午前中は一般外来があるからです。現状では１日に２人しか受診できません。検査の項目が多く時間がかかるためです。それが難点ですね。問診表も書いてもらい、前日から節制してもらわないといけません。たとえば糖の検査は最低１２時間絶食しないと血糖値が正確にとれないからです。


　奈良病院に「アンチエイジングドックを受診したいのですが」と電話をすると担当の部署につながります。そこで名前と連絡先を聞いて申込用紙やドックのパンフレットを事前に送ります。受診される方は、ドックが３コースありますから「何日に、何コースを受診したい」と電話をかけてもらえばいい。指定日が空いているかチェックして返事します。そして日時が決まると事前に受診時にしなければならないことを書いたパンフと検査用（尿）容器を送ります。

<strong>血管年齢</strong>
<img alt="血管年齢1.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E8%A1%80%E7%AE%A1%E5%B9%B4%E9%BD%A21.jpg" width="150" height="200" />

<img alt="血管年齢-2.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E8%A1%80%E7%AE%A1%E5%B9%B4%E9%BD%A2-2.jpg" width="142" height="200" />

<strong>骨年齢・骨密度測定</strong>
<img alt="骨年齢・骨密度測定.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E9%AA%A8%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E3%83%BB%E9%AA%A8%E5%AF%86%E5%BA%A6%E6%B8%AC%E5%AE%9A.jpg" width="200" height="150" />

<strong>体組成・体脂肪測定</strong>
<img alt="体組成・体脂肪測定.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E4%BD%93%E7%B5%84%E6%88%90%E3%83%BB%E4%BD%93%E8%84%82%E8%82%AA%E6%B8%AC%E5%AE%9A.jpg" width="200" height="147" />






<strong>Ｑ</strong>　３コースあるといわれましたが。

<strong>Ａ　</strong>はい、Ａが３万円台、Ｂが６万円台、そしてＣが９万８０００円です。検査でチェックする項目が多いか少ないかで違うと思っていただければいい。ただ、健康を本格的にケアされるのであればＢコースかＣコースにしていただければと思います。時間は２時間くらいかかります。


<strong>Ｑ</strong>　検査の主な項目は？

<strong>Ａ</strong>　健康診断のように採血して行います。項目は一般的なものに加え、血管年齢や成長ホルモンなどのホルモン年齢、神経年齢、筋年齢、骨年齢、そして酸化ストレス度を評価します。


<strong>Ｑ</strong>　検査の結果を聞いて対処するには？

<strong>Ａ</strong>　Ａコースで３週間後、Ｂ、Ｃは４週間後に来てもらいます。検査数値を出すのに時間がかかるからです。来院されたときに３０分間ほど私が判定結果など説明、カウンセリングします。その結果、例えば骨密度が低く筋力も低下していて「これは整形外科で治療しないといけない」と判定した場合、受診者に説明して運動や治療を勧めます。終われば次の日時を予約していただきます。栄養指導を要望されると指導が始まります。受診者とは長いお付き合いになります。


<strong>Ｑ</strong>　検査項目が多いですから受診者は結果を聞いても理解しにくいのでは？

<strong>Ａ</strong>　そうですね、検査項目が多いですから一度に説明しても受診者は理解しにくい。そのため１カ月後か３カ月後に再度来てもらうようにします。判定の結果を見て基本的な説明やカウンセリングをして、たとえば「食事が問題ですね。食事指導を受けられますか」と聞いて「受けてみたいです」と言われた場合、「食事日記を書いてもらえますか」といった話をします。


<strong>受診者に目立つ睡眠不足</strong>


<strong>Ｑ</strong>　薬学部や農学部などとの連携はどのように？

<strong>Ａ　</strong>検査の結果、数値で問題がある受診者には食事（食養生）や運動療法を行って改善に取り組みます。そして半年か１年、２年後にまた測定します。そこでうまくいっていればＯＫです。しかし、まだ問題があればサプリメントを摂りますかという話をしていきます。ここで薬学部の先生に協力してもらって受診者にリスクが少なく、かつ効果のあるサプリメントの話をしていただく。食事療法は農学部の先生に栄養指導を、運動療法は健康スポーツ教育センターの先生に協力していただくということになります。食事療法の指導もアンチエイジングですから普通の食事指導では糖尿病患者と同じになってしまうのでアミノ酸や抗酸化物質のレベル、あるいは重金属のレベルとかが入ってきます。


<strong>Ｑ</strong>　食事や運動療法を指導し、受診者にＯＫを出される目安の数値は？

<strong>Ａ</strong>　アンチエイジングの基本はそれぞれの項目で上位１０％、偏差値７０％以上を目指すことです。


<strong>Ｑ</strong>　ドックはスタートしたばかりですが、何か見えてきたものはありますか。

<strong>Ａ</strong>　受診されている方で目立つのは睡眠不足です。齢をとってくると不眠を訴えられる方が多い。「夜寝られない」「朝早く目が覚める」と。これはストレスと関係してきます。皮膚科から見ると皮膚の乾燥はストレスと関係することが多い。しかし年齢によって男女差があります。そうすると対応の方法が違ってきます。精神的なもの、心配事があると皮膚は乾燥します。


<strong>Ｑ</strong>　受診者の多くは５０〜７０代ですがアンチエイジングは若い人でも体をケアするには必要では。

<strong>Ａ</strong>　もちろんです。アンチエイジングは美容や老人対象のイメージをもたれますが私はそう考えていません。スポーツアスリート（競技者）も使えると思っています。近畿大にはスポーツ分野で有力な選手も多いですから管理もできます。実際にアンチエイジングセンターの機能を活用して優秀なアスリートが誕生すれば理想的だと考えています。今後、アスリートをどう鍛えるかを数字的な裏付けを含めて考えています。いずれアスリートコースをつくる考えです。


<img alt="近大医学部「奈良病院」.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E8%BF%91%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E3%80%8C%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%97%85%E9%99%A2%E3%80%8D.jpg" width="340" height="255" />

<strong>近畿大学医学部奈良病院</strong>
奈良県生駒市乙田町1248-1
TEL　0743-77-0880
受付時間	平日　8:30〜11:30
	土曜　8:30〜11:00
休診日	日・祝・年末年始（12月29日〜1月3日）
	本学創立記念日（11月5日）

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>ドックを受診し健康長寿を委ねてほしい</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2007/12/post_12.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=180" title="ドックを受診し健康長寿を委ねてほしい" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2007:/nichi//4.180</id>
    
    <published>2007-12-28T07:23:12Z</published>
    <updated>2007-12-28T07:33:04Z</updated>
    
    <summary> 松田秀秋近畿大学薬学部教授に聞く Ｑ　一般に関心が高い老化はどうして起こるのか...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[
<strong>松田秀秋近畿大学薬学部教授に聞く</strong>


<img alt="matsuda.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/matsuda.jpg" width="340" height="265" />


<strong>Ｑ</strong>　一般に関心が高い老化はどうして起こるのか。

<strong>Ａ</strong>　原因としては、ホルモンや免疫力の低下が挙げられます。最近は加工食品をよく食べるようになっていますので、それにともなって酸化ストレスで血流が低下することなども指摘されています。このような症状を起こさないようにしようというのがアンチエイジングです。従来は病気になれば病院で薬を処方してもらい、それを飲んで治療をする形でした。それを一歩推し進めて日常生活に気を配り、病気を予防して健康長寿を目指そうということです。


<strong>Ｑ</strong>　先生の薬用資源学研究室では天然物に関する研究をされています。

<strong>Ａ</strong>　今までは、どちらかというと治療薬の研究開発に取り組んできました。研究している素材は天然物ですから、体の調整作用あるいは恒常性の維持に作用するものが多いので、アンチエイジングとして病気を予防する分野の研究にも力を入れていく考えです。日本は高齢化社会に突入し、高齢者も健康で元気に過ごしたいと思っている人が多く、そうした志向にもマッチします。アンチエイジングドックでは、体をケアしなければいけない受診者に薬やサプリメントの分野でお役に立ちたい。


<img alt="会場1.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E4%BC%9A%E5%A0%B41.jpg" width="340" height="227" />
<strong>講演する松田先生</strong>

<img alt="会場2.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/%E4%BC%9A%E5%A0%B42.jpg" width="340" height="227" />
<strong>熱心に聞き入る後援会参加者</strong>


<strong>Ｑ</strong>　天然物からの薬といえば漢方薬を想起します。漢方薬とアンチエイジングとの関連は？

<strong>Ａ</strong>　中国最古の薬物書といわれる『神農本草経』の上品に記されている生薬は、副作用がなく長期間、服用しても大丈夫な薬草です。その薬物書のトップに記されているのが薬用人参です。薬効的には「主に五臓を補い、精神を安定させる」と書かれています。何が言いたいかといえば、『神農本草経』に記された薬能と科学的研究による薬理作用では、免疫力を高めるということです。血流を良くして消化器系の機能を上げる、すばらしい薬が薬用人参です。


<strong>Ｑ</strong>　偏食や運動不足などが、生活習慣病を誘発するといわれています。

<strong>Ａ</strong>　生活習慣が悪いと、血流や免疫力が低下し、腸内細菌のなかでも悪玉菌が増加します。それを放置して改善しなければ、高血圧や糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、ガンなどの生活習慣病になり、気がついたときには手遅れです。健康で長生きするには生活習慣に気をつけて暮らせば、きっとご褒美があります。薬用人参は健康長寿に役立つものであると思います。


<strong>Ｑ</strong>　奈良病院にアンチエイジングドックが開設されました。薬学部としての対応は？
<strong>
Ａ</strong>　アンチエイジングドックで、受診者が薬やサプリメントを飲まないといけない人だと判定された場合の対応方法の標準化を、早く確立しましょうと提案しています。


<img alt="soudan.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/soudan.jpg" width="340" height="227" />
<strong>健康相談コーナーに溢れるばかりの相談者たち</strong>


<strong>Ｑ</strong>　昨今、みなさんのサプリメントへの関心は高いものがあります。

<strong>Ａ</strong>　２００７年１０月にアンチエイジングセンター開設を記念し、近畿大学が開いた市民公開講座には多くの地域住民の方が参加されました。私もアンチエイジングに関する講演をしました。そこで参加者の健康への関心が高いことに驚きました。講演後に多くの参加者から「今、こういうサプリメントを摂っているが体にいいでしょうか」と具体的な相談も受けました。アンチエイジングドックでは受診者のサプリメントの相談にものっていかないといけないと考えています。私の研究室でも今後はサプリメントの開発に加え、企業からの受託研究や品質評価などにも取り組んでいきます。
]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>食生活指導で健康をフォロー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2007/12/post_11.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=179" title="食生活指導で健康をフォロー" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2007:/nichi//4.179</id>
    
    <published>2007-12-28T07:06:45Z</published>
    <updated>2007-12-28T07:22:07Z</updated>
    
    <summary>近畿大学アンチエイジングセンター副センター長 村上哲男近畿大学農学部教授・食品栄...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[<strong>近畿大学アンチエイジングセンター副センター長
村上哲男近畿大学農学部教授・食品栄養学科長に聞く</strong>


<img alt="murakami.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/nichi/murakami.jpg" width="255" height="241" />


<strong>Ｑ</strong>　アンチエイジングセンターで先生はどう連携されるのですか。

<strong>Ａ</strong>　これまで老化度はテレビや健康誌等の情報をベースに、感覚的に判定していることが多かったと思います。それでは間違いもありますから、正しく評価するためには、まずアンチエイジングドックを受診されて自分の老化度を正しくチェックされることです。そして受診者の劣っている部分が判れば、方針を決め管理栄養士や健康運動実践指導士が指導に入っていきます。指導の基本は栄養や運動ですが、時にはサプリメントによる対応もします。私の学科は管理栄養士の養成課程ですので受診者には栄養指導でお手伝いさせていただきます。


<strong>Ｑ</strong>　具体的な受診者への対応は？

<strong>Ａ</strong>　受診者に、今の食生活の状態や運動の程度を把握するためにカウンセリングを行ないます。それから、受診者の状況に応じた食生活や運動のオーダーメードの指導をしていくのが私たちの役割です。


　まず、受診者の食生活の調査から始めます。そしてどこに問題があるかをチェックし、食生活の改善から入っていきます。その場合、受診者の食生活の記録を残していきます。記録させることで受診者の意識を高めていきます。アンチエイジングには終わりはありません。まず、１カ月間での食生活の状態を見ます。そこでエネルギー収支を計算したうえで、栄養摂取と運動処方を行ないます。その後、３カ月で中間的な評価をします。このようにして受診者の健康をフォローしていきます。


<strong>Ｑ</strong>　バランスのとれた栄養の摂取と運動を並行して実践するのは？

<strong>Ａ</strong>　加齢とともに、太った人が多くなります。それは基礎代謝が低下し、運動量も減少してエネルギー消費が少なくなるのに、食べる量がそれほど減らないからです。これらのバランスの崩れが結果として肥満につながるのです。運動不足も肥満の原因になるわけです。受診者へのカウンセリングを大事にし、加えてケアを長続きさせないといけません。だから受診者の健康への高い意識が求められます。


<img alt="murakami1.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/murakami1.jpg" width="317" height="114" />

<img alt="murakami2.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/murakami2.jpg" width="396" height="135" />


<strong>Ｑ</strong>　人間ドックは検査をして、その結果が出て終わりです。

<strong>Ａ</strong>　人間ドックとは、明らかに違います。アンチエイジングドックでは検査をして結果を見てからケアが始まるのです。年齢を基本にそれから老化度を評価し、３カ月や１年継続して指導します。長く続けますからケアの面で補助的にサプリメントの必要性も出てきます。


<strong>Ｑ</strong>　基本的なことですが食べ物の働きは？

<strong>Ａ</strong>　体をつくる栄養素は、食べ物から供給しています。大切なことは、私たちが食べている食材にはすべての栄養素、つまりたんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどがすべて含まれていることです。その中で糖質は主にエネルギー源、脂質やたんぱく質は筋肉をつくり、ビタミン、ミネラルは生体の調節機能を果たします。これらの栄養素がきちんと入ってこないと体が正常に働きません。ほとんどの人は食べすぎで、栄養素を処理する過程で発生する活性酸素に曝らされています。その害から身をまもる（アンチエイジング）ためにも抗酸化物質を多く含んだ野菜の摂取に心がけることが大切です。


<strong>Ｑ</strong>　栄養素が不足すると免疫力も高まらない。

<strong>Ａ</strong>　アンチエイジングドックの検査では免疫の項目もありチェックします。この免疫力を高めるには、いろいろあります。食との関連からいえば十分なタンパク質を摂ること、栄養素をバランスよく摂ること、さらに腸内環境を良くして体の機能を高めるために乳酸飲料や機能性オリゴ糖などのプロバイオテイックスやプレバイオテイックスなどを摂ることです。ところが多くの人は科学的根拠のないサプリメントを安易に利用する傾向があります。なんといっても基本は食生活です。


<strong>Ｑ</strong>　健康な体をつくり維持する条件は何ですか。

<strong>Ａ</strong>　栄養と運動、休養のバランスですね。それに加えて、生体リズムを整えることです。規則正しい生活と健全な食生活をすることが大切です。とくに朝食が大切です。なぜかといえば、朝食は１日のリズムを整えるからです。朝食を食べて血中のブドウ糖を上げたときに、はじめて体を休息から活動状態に変えるスイッチをオンにするのです。この働きが朝食にあるのです。まずは早寝、早起き、しっかり朝食をとることですね。それに加えて「笑い」も健康をつくる大切な要因だと思います。

]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>奈良病院でのアンチエイジングドック中心に国民の健康増進に貢献へ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.dailytimes.jp/nichi/2007/12/post_10.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=178" title="奈良病院でのアンチエイジングドック中心に国民の健康増進に貢献へ" />
    <id>tag:www.dailytimes.jp,2007:/nichi//4.178</id>
    
    <published>2007-12-28T06:52:29Z</published>
    <updated>2007-12-28T07:03:27Z</updated>
    
    <summary> 近畿大学アンチエイジングセンター長 掛樋一晃近畿大学薬学部教授・薬学部長に聞く...</summary>
    <author>
        <name>国府</name>
        <uri>http://www.dailysha.com/</uri>
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.dailytimes.jp/nichi/">
        <![CDATA[
<strong>近畿大学アンチエイジングセンター長
掛樋一晃近畿大学薬学部教授・薬学部長に聞く</strong>

<img alt="kakei.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/kakei.jpg" width="340" height="255" />


<strong>Ｑ</strong>　今、なぜアンチエイジングセンターを開設したのか。

<strong>Ａ</strong>　日本は高齢化社会に入りました。そうしたなかで病気になる前に予防しようという「予防医学」の大切さがいわれています。つまり、病気になるまえに運動や食事に気をつけて、健康で元気に老後を過ごしましょうということです。国は「新健康フロンティア戦略」を打ち出し、「がん克服力」「メタボリックシンドローム克服力」「スポーツ力」といった力を国民がつける「健康国家への挑戦」に踏み出しています。近畿大学も総合大学として、国の施策に貢献するためです。


<strong>Ｑ　</strong>どう貢献しようと？

<strong>Ａ</strong>　近畿大学の世耕弘昭理事長から、国が「健康国家へ挑戦」するなかで「近大が総合大学の強みを活かし、学部が連携すれば役立てるものがある」という話がありました。九つある新健康フロンティア戦略の中で、「がん克服力」「メタボリック克服力」「スポーツ力」「食の選択力」の四つはすでに研究に取り組んでいます。そこで、それに関連する医学部や薬学部、農学部、健康スポーツ教育センターが連携すれば今すぐにでも対応できると判断し、それに最もふさわしい抗加齢医学の研究を一丸となって推し進めるのが「アンチエイジングセンター」と考え、立ち上げることになりました。センターで研究実践の戦略を策定し実行することで、近大が国民の健康増進に寄与できます。


<img alt="kinnkidaiyakugaku.jpg" src="http://www.dailytimes.jp/rcc/kinnkidaiyakugaku.jpg" width="340" height="175" />
<strong>近畿大学薬学部棟</strong>


<strong>Ｑ</strong>　実行するには人材が必要ですね。

<strong>Ａ</strong>　2006年から薬学部では６年制が始まりました。基本は医療に根ざした薬剤師を育てることですが、創薬も重視しています。この中には健康食品（サプリメント）も含まれます。そこで活躍できる薬学の知識をもった人材を育てたい。そうなると薬学だけではなく、医学部や農学部の協力を得て幅広い知識を持たなければならない。そうした考え方に立ったときに四つが連携するアンチエイジングセンター開設に結びついたともいえます。


<strong>Ｑ</strong>　アンチエイジングセンターの具体的な中身は？

<strong>Ａ</strong>　医学部「奈良病院」が中心になって対応するアンチエイジングドックです。抗加齢に関心の高い受診者を、問診や採血によって健康状態をチェックします。その結果をもとに投薬が必要かどうか、あるいは運動を勧めるといった指導をします。ここから薬学部や農学部、健康スポーツ教育センターとの連携が始まります。受診者の健康状態に即した総合的な健康指導といえます。


<strong>Ｑ</strong>　「メタボリック克服力」の研究は？

<strong>Ａ　</strong>メタボリックは簡単にいえば、内臓脂肪の蓄積により糖尿病や高血圧などの動脈硬化の危険因子が、一個人に集積している状態です。糖尿病の発生率を減らし、脳卒中や心疾患による死亡を減らすために、この三つに対する漢方や健康食品を薬学部薬用資源学研究室や薬学総合研究所で開発することを第一目標にしています。


<strong>Ｑ</strong>　「食の選択力」というのは？

<strong>Ａ</strong>　生涯にわたって健康な心と体を保ち、豊かな人間性を育むのが目標です。それにはいい食事をすることも大切です。食に対する知識と食を選択できる力を身につけるため、農学部が中心になって食事バランスガイドなどを作成します。


<strong>Ｑ</strong>　ところで「アンチエイジング」は、最近よく耳にするようになってきました。

<strong>Ａ</strong>　国内では医学を中心に「抗加齢ドック」「抗加齢外来」を開設する大学も出ています。ただ近大のように医学・薬学・農学・健康スポーツが連携して取り組むところはありません。アメリカでは医療において非常に注目されている分野です。また臨床医向けに開発されたサプリメントは、医療の現場で多用されて医療効果を上げています。そして成人の６０％以上が日常的にサプリメントを利用しているそうです。


<strong>Ｑ　</strong>今後のアンチエイジングセンターの取り組みは？

</strong>Ａ</strong>　医・農・薬学部でそれぞれアンチエイジエイジングの実践や研究を行っています。アンチエイジング物質は特定の効果が科学的に証明されてはじめて具体的な健康増進などの効果を表示することができます。これらの臨床面の効果と安全性を病院で、物性面の安全性・品質評価を薬学部で検証します。それとすぐできること、そして１〜２年の中期、それ以降の長期に分けて目標を細かく設定してアンチエイジングセンターの機能を強化したい。もちろん生活者への広報も重視しアンチエイジングに関心を持ってもらい、健康で元気に老後を過ごしてもらえればと考えています。
]]>
        
    </content>
</entry>

</feed> 

