RCCトップイメージ


カテゴリー


リンク


« 「RCCの廃止」に動き始めた民主党への期待 | トップへ戻る | 「漢検」前理事長を批判する鬼追新理事長の厚顔無恥さにRCC元社員も怒り »

大阪弁護士会から「戒告処分」のRCC元社長・鬼追弁護士が漢検協の新理事長の怪

『デイリータイムズ』でこれまで、何度となく指摘してきた、元日本弁護士会会長、整理回収機構(RCC)の元社長で弁護士の鬼追明夫氏の「双方代理」の問題。


 大阪弁護士会は、鬼追氏について「戒告処分」という判断を下し、現在は鬼追氏は処分が重過ぎる、懲戒申立人のA氏は処分が軽すぎると、ともに処分に対する不服を日弁連に申し立てている。


 その鬼追氏が、財団法人日本漢字能力検定協会(以下漢検)の理事長に4月16日付けで就任した。


 不服申立という「渦中」にある鬼追氏が、なぜ、財団法人でもある漢検の理事長という重い役職を引き受けたのか疑問だった。そこには、RCCも絡んだ「双方代理」という大阪弁護士会の処分と関連する問題があったからだ。


 漢検は、受験者数270万人を誇る、日本を代表する検定試験の一つだ。だが、大久保昇前理事長らによる財団法人の私物化、ファミリー企業への財団法人による利益供与などが問題となり、文部科学省か立ち入り調査を実施。改善報告を求めていた。


 改善を求められた一つが、京都市の南禅寺近くに漢検が取得した邸宅だ。「資料館にする」として漢検が買収したのは、平成15年7月のことだった。理事会の承認を得たものとしていたが、その理事会が機能していなかったのは、さまざまな報道や漢検の記者会見などでも明らかになっている。


 南禅寺の邸宅の登記簿謄本を見てみると、邸宅の土地や建物は、京都市内のゴルフ場関連会社、A社の経営者が邸宅を所有していたのがわかる。しかし、旧住専の債務問題で、RCCが抵当権を設定していたのだ。


 このゴルフ関連会社は、その後民事再生法を経て、債務を整理して現在も、引き続きゴルフ場などの経営をてがけている。


 漢検では、南禅寺の邸宅を取得する理事会で、当初はまったく違う物件を購入するという説明をしていた。その物件は、京都市内の繊維関連会社が所有しており、こちらにもRCCが抵当権を有していた時期がある。


 抵当権の設定は、平成12年12月21日になされていた。A社の物件にRCCが抵当権設定したのは、平成12年12月22日。ほぼ、同時に設定されているのだ。


 この当時、RCCの社長だったのは鬼追氏である。


 鬼追氏、RCC、漢検と複雑に重なり合うのである。


 4月21日に鬼追氏が漢検理事長に就任する記者会見が京都市内で行われた。私は、漢検の問題と直接、関係がないことを断って鬼追氏に聞いてみた。


kioi.jpg
記者会見場の鬼追RCC元社長


 南禅寺の物件がRCCが抵当権を有していたことについては、A社について、


「社長決裁であったかどうか、記憶は鮮明ではない。覚えていない。関与したことはない」


 とした。そして、大阪弁護士会の下した戒告処分について、


「公正でならないといけない。あなた(筆者)の記事にありました。李下に冠をたださずと。重要性を認識して、理事長になりました。よけいに、しっかりやらないかんと」


 と答えた。


 南禅寺の邸宅の問題は、漢検の一連の疑惑の中でも、重要なものだ。そして、大久保前理事長が財団法人である漢検からファミリー企業に利益を流していた「利益相反」が大きな問題である。


 財団法人という、国からのお墨付きを得て肥大化した漢検。そのトップに同じように「利益相反」が含まれる問題で、大阪弁護士会から処分を受けた鬼追氏。


 鬼追氏は、漢検の理事長にふさわしい人物なのだろうか。


 RCC、漢検とも、高度な公益性を有するものである。私は鬼追氏の前にRCC社長だった中坊氏の「詐欺的回収」も追及した。その時から指摘しているが、中坊氏や鬼追氏のような立場にある人物が「疑惑」と見られても仕方ない要素があること自体が大きな問題である。


 戒告処分の問題がすべて解決していない時点での理事長就任に私は、首をかしげざるを得ないのだ。


 南禅寺の邸宅の問題についても「記憶は鮮明でないが」というのではなく、きっちりと調べてクリアにして、就任してほしかった。時間の関係でその余裕がなかったのなら、今からでも遅くないと思う。そうすることで、より「新生・漢検」の理事長と強く訴えることができたのではないのだろうか。


 記者会見で、大久保前理事長が退職していないにもかかわらず、退職金を受け取っていたという報道について質問が出た際、


「あきれてものが言えない」


 と答えた鬼追氏。


 あきれられることがないように、クリーンで透明度の高い采配で、漢検を正常化してくれるのを期待するばかりである。




トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dailytimes.jp/blog2/mt-tb.cgi/283



コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)