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民主党政権の実現で、RCCの廃止が現実のものとなってきた


 8月30日の衆議院総選挙で、民主党が過半数をはるかに超える308議席を獲得。政権交代が決まった。


「これで、私も救われるのでしょうか」


 私に電話をくれたのは、本誌8月1日号で紹介した、RCCから「香典で返済しろ」と迫られて、本当に返済してしまったという北海道小樽市のAさんである。
 私は、今年4月2日号の記事で「RCC廃止に動き始めた民主党への期待」という記事を執筆した。


 政権交代が実現すれば、民主党がRCCを廃止する政策を打ち出すのではないのかという内容だ。


 Aさんは、いよいよそれが現実になるのではと期待して連絡をくれたのだ。


 先の衆議院選挙のマニフェストには、RCCのことは触れられていない。そこで、私は民主党の幹部たちに、政権交代後、RCCに対してどう対応するのか聞いてみた。


 先に発表された、民主党のマニフェスト。その中に、RCCに関することは書かれていなかった。しかし、


「RCC廃止は、マニフェストに入っているも同然だろう」


 と話すのは、民主党幹部のA氏だ。


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「マニフェストの最初をよく読んで下さい。『暮らしのための政治を』です。金融機関が突然潰れて、債務がRCCに移行されただけで『破産宣告』と言われるところ。暮らしを破壊する国策会社です。RCCを廃止することは、マニフェストに書かれてあるも同然ではないのでしょうか」


 と続けた。


 同じく民主党の幹部B氏にいたっては、


「マニフェストで一番強く訴えているのが、ムダ使いをやめるということ。RCCは2次負担を国民にかけないというが、どう考えてもかけざるをえない状況です」


 と話す。


 民主党は、政権交代に合わせて「国家戦略局」を設置する予定だ。早くも、そのチームが永田町の各省庁との折衝をスタートさせている。


「各省庁からのヒアリングの内容も聞いています。RCCの存在が、ムダ使いという指摘があります。それなら、マニフェスト通りに退場してもらわなくてはいけません」


 と明かした。


 そして、幹事長に就任した小沢一郎前代表代行の側近はこんな話をしてくれた。


「はっきり言って、RCCの社長人事は民主党、小沢氏への挑戦だ。今の上田廣一社長は元東京高検検事長。それまでは、弁護士会の大物を検察OBにかえた。RCC批判を強める民主党にケンカを売っているのかという意見もある」


 と言う。


 民主党の小沢氏周辺では、政権交代が実現すれば、総理大臣の首班指名より先に検事総長を交代させたいという話が出るほど、検察アレルギーがある。


 それは、西松建設疑惑で、東京地検が小沢氏の公設秘書逮捕が根底にあるとみられる。


「小沢氏は、国策会社に検察OBを持ってきた人事に怒っている。RCCを通して検察はただの国民にまで圧力をかけるのかと。それに、検察OBの国策会社の社長就任は、民主党がマニフェストで根絶を宣言している、天下りにあたるという指摘もある。小沢氏は、RCC廃止に間違いなく、賛同している」


 と教えてくれた。


 民主党から沸き上がる「RCC廃止コール」。そして惨敗した自民党からも、
「もう、RCCは消えたほうがいい。それだけなら、自民党も賛成できる。もう、役割は終わっている」


 と小選挙区で当選したある議員は、そう話した。


 これまで、私はこのコラムでRCCが使命を終えて、国民を苦しめていることを書いてきた。その「根源」が絶たれる日は、かなり近くまで来ているようだ。




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